LOVE DIVA日記

去年から縁あって東京混声合唱団のN響定期の舞台にエキストラ（お手伝いの合唱）として参加しています。

今年の演目はベンジャミン・ブリテン作曲の「戦争レクイエム」です。

今週頭から練習が開始されました。

昨年初めて東混の方々とご一緒させていただいたときから感じていたのですが、正団員の皆さんの歌唱力はハンパなく素晴らしいです。

特に素晴らしいのは、ピアニシモの技術。

特に今年の曲は緊張感たっぷりのピアニシモが多用されている曲ですのでその醍醐味を絶対にお客様は味わっていただけると確信しております。

実は芸大の学生時代に「戦争レクイエム」は大学の定期演奏会で歌っていた経験があった私・・・・。でもその時にはこの曲の難しさばかりが際立って感じてしまい、素晴らしさには今一つ気が付けなかったのでした。

この曲は世界中でもう二度と戦争が起きる事がないように願って書かれたそうです。

祈りの合唱に続いて戦争を描写した怒り、哀しみ、そして赦しを求め最後にまた祈りへと戻っていく様は本当に、今、争いが続くこの時代に演奏されるにふさわしい曲だなぁと感じています。

来週12月10日（金）　PM7：00～　12月11日（土）PM3：00～　の２回、いずれも渋谷区のNHKホールにてシャルル・デュトワの指揮で演奏されます。

どうぞお越しください。