13日の日記に『ダンさんが薬ののみ間違いでアレビアチン中毒に』と書きました。
アレビアチンというのは抗てんかん薬の一種で、ダンさんは十数年前にもこの薬の血中
濃度が有効血中濃度の三倍にもなって(原因不明)副作用というにはひどすぎる事態に
なった事があります。普通これの副作用といえば、眠気に多毛症、歯肉の増大…こんな
ものなのですがね。
今回は昼と夜の薬を飲み間違えた事から…そう思われはするのですが、今までこんな
飲み間違いでここまでひどい事になった事はないのです。ある意味またしても原因不明。
さ~て、どんな状態だったかといいますと…。
まず、服薬40分くらいでろれつが回らなくなってきました。
立とうとしても足が突っ張れない…というより、思う方向へ足を出す事がままならない。
物に掴まって立とうとしても物が掴めない…その物の方向へ手を伸ばすのも危うい。
一度転がったら座る事もできない。
目が血走ってくる。
力の入れ加減が全く分からなくなり、ルーちの手を握りつぶさんばかりにぎゅうと握る。
興奮状態で寝ようと思っても寝れない。じっとしているのもつらい。
でも、私の言葉は聞こえて理解できて、アレビアチン中毒だ、というのも分かっている。
こんな状態が昼から夕食前まで続きました。
私の親はびびりまくり。そりゃそうですわね、話には聞いていたって見るのは初めてだし、
本当にこんな風だとは思いもよらなかったに違いありません。
私も十数年前には、「ついに精神病の併発か、それとも精神発作か」と愕然としたものです。「殺されるかも知れないな」そんないらぬ覚悟もしちゃいました
…もう、病院の診察の日が来るのが本当に長い気がした…。
行って血中濃度測ってみたら三倍…。
「これだけあればふらつきもするわ。」って、先生~、ふらつくどころじゃなかったって!
ダンさんの親兄弟の前じゃなくて幸いだったと思う。
てんかんの発作より多分にショックを受けそう…。これは慣れてないしね。
いやしかし、なんでこんな事になったのだろう。
いろいろな風邪薬とのかねあいだろうか。一時的に体重が下がって血中濃度が上がって
いたのだろうか…。今は顔色も良く、ふつーの優しいダンさんである。
そう言えば、私も唯一アレルギーのあるロキソニンと同じ成分の薬を出されていた。
初めに飲んで、めちゃくちゃだるくて倦怠感で脱力感で心臓疲れたわけだわ。
…アレルギーに 『ロキソニン』てちゃんと書いたのに…。