カテゴリ:レッドツェッペリン
97年発売のツェッペリンのトリビュート盤。
なんか冷静になって調べてみると、家にトリビュート盤と呼ばれるものが結構あったりする。これは中途半端な時期に出されたもので、今となっては入手するのは面相臭いかも。 ツェッペリンに限っても他に出来のよいトリビュート作品はたくさんあるけれども、ジャケットも中身も直球勝負の潔さを買って紹介することにした。 中心人物は80年代にフリートウッドマック、ベイビーズ、サミーヘイガーといった有名人のアルバム制作に関わった、ベテランプロデューサー/エンジニアのキースオールセンである。といっても私は封入されている解説を読んで初めて知った。 参加ミュージシャンはそれぞれ結構有名なバンドに参加しているそれなりに有名人だ。よくは知らんが…。私のお気に入りは、フォリナーのルー・グラムくらいか。 で、このアルバムのすばらしいところは、まずわかりやすすぎるジャケット。雷雨の中を飛ぶ飛行船に「STAIRWAY TO HEAVEN」としか書いていない。 曲目もアコースティック系のナンバーはばっさり切り捨て、最初から最後までガンガン飛ばしていくといった制作方針。 気のせいか日本人好みの選曲がなされている。本人が演奏しているなら、日本向けベスト盤といっても過言ではない品揃えである。 演奏はまるでバンドスコアをヤマハ楽器で買って来て、それ見ながらやっているくらい基本に忠実。端々にはそれぞれのミュージシャンの思惑が見え隠れするが、超個性的なアレンジはされていない。あんまり真似しすぎて全然似てないくらいである。東京ディズニーランドと志摩スペイン村の差といったらよいのか。 特に、「IMMIGRANT SONG」「THE SONG REMAINS THE SAME」はもうどうしようもないくらい緊迫感がない。前者はプロレステーマソング集に入っているバージョンでももっとましなものがあるのではないか。 そうはいってもこれからツェッペリンをコピーしようとする高校生バンドなんかはこっちを聴きながら練習した方が上達するのかもしれない。 曲目は以下のとおり。 1.ブラック・ドッグ(ルー・グラム)、2.コミュニケーション・ブレイクダウン(セバスチャン・バック)、3.ロックン・ロール(リタ・フォード)、4.天国への階段(ルー・グラム)、5.カリフォルニア(ザック・ワイルド)、6.ハートブレイカー(ルー・グラム)、7.移民の歌(セバスチャン・バック)、8.永遠の詩(渡辺忠士)、9.胸いっぱいの愛を(リタ・フォード)、10.グット・タイムズ・バッド・タイムズ(ザック・ワイルド)、11.カシミール(ジェフ・ピルソン) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年03月11日 11時00分27秒
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