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カテゴリ:野球・西武ライオンズ2007
一打逆転サヨナラ負けの9回2死二、三塁。マウンド上には西武のクローザー・グラマンが力投を続け必死にロッテの攻撃を抑えていた。 グラマンが最後の打者、福浦を打ち取ると、表情が緩んだ。141球を投げ、同じ新人でトップの田中(楽天)に並ぶ9勝目。「何とか試合をつくって、勝ててよかった」と安堵(あんど)感を漂わせた。 この球場独特の強風に序盤は制球に苦しんだが、イニング間に修正しながら立て直した。最少失点に抑えたからこそ、打線の7回の逆転劇もあった。制球に関してはカーブとスライダーで勝負できていたが、右打者の内角へのストレートは度々逆球になって危なかった。大松への被弾は勝負球が甘く真ん中に来たところをフルスイングされていた。 新人がばててもおかしくない未知の夏場に、粘って粘って白星をもぎ取った。しかも、自身初の2けた奪三振をマークしながらもヒーローインタビューで指摘され始めて気が付いていた。 西武は日曜日の函館でのハム戦に涌井で敗戦を喫していただけに、今日の試合を岸で取れたのは大きかった。 これで後半戦3連勝、チームの連敗も止めた。「何としても勝ちたかった」と岸。伊東監督は「岸に尽きる」と目尻を下げた。 【ヒーローインタビューでのコメント】 岸投手: なんとか試合を作れたので良かった。この試合3位チームとの対戦ということで何としても勝ちたかった。これからも一戦一戦集中して勝っていきたい。この三連戦三連勝でチームが勢いに乗れればと思う。 【7回の攻撃】 6中島:中飛 7石井義:右二塁打 8細川:右安打(1点) 9中村:左飛 1福地:左二塁打(1点) (投:小野→荻野) 2片岡:四球 3栗山:中二塁打(2点) 4カブレラ:空振三振 この回は1死から石井義の2塁打で始まった。続く細川の一打はライト線の落ちて同点。2死から福地の左打席からの打球はTSUYOSHIの頭上を抜けて、早川も必死に打球を追うが細川がホームインして逆転! 荻野へ投手交代後、片岡が粘って四球でつないだ。ここで今日は3番に入った栗山が右中間を深々と破り2点を追加しロッテの反撃をかわして勝利した。 「3番栗山」「6番中島」の打順が功を奏したと言える。 ←西武ライオンズの「岸」やプロ野球のことならここ ←プロ野球、メジャーリーグの情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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