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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2008.03.01
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カテゴリ:映画・邦画
17.人のセックスを笑うな
■制作:東京テアトル
■製作年・国:2007年、日本
■上映時間:分
■鑑賞日:2月10日、シネセゾン渋谷(渋谷)
■公式HP:ここをクリックしてください
人のセックスを笑うな.jpg
□監督・脚本:井口奈己
□脚本:本調有香
□原作:山崎ナオコーラ
□製作:永田芳弘、西ヶ谷寿一
□照明:鈴木昭彦
□撮影:山本浩質
□録音:高田伸也
□美術監督:木村威夫
□音楽:HAKASE-SUN
□スタイリスト:橋本庸子
キャスト


◆永作博美(猪熊ユリ)美術専門学校で臨時教員としてリトグラフを教える
◆松山ケンイチ(磯貝みるめ)祖父と二人暮しで美術専門学校に通う
◆蒼井優(えんちゃん)美術専門学校でみるめと同級生で密かに思いを寄せる
◆忍成修吾(堂本)美術専門学校でみるめとえんちゃんと何時もつるんでいる
◆あがた森魚(猪熊さん)ユリの歳の離れた旦那さんで写真家
◆温水洋一(山田先生)美術専門学校の先生でユリとは大学時代の知り合いで
◆桂春團治(じいちゃん)みるめの祖父で何時も家にいる

【この映画について】
山崎ナオコーラの文藝賞受賞作品を、本調有香と監督でもある井口直己が共同で脚本化した。
19歳の美術学校生「みるめ」を演じる松山ケンイチ39歳の美術臨時教員で歳の離れた夫をもつユリ。二人の間には20歳の年の差と恋と現実があった。
奔放でつかみ所の無いユリを演じる永作博美はこの役になりきっているようで、そこには演技していることを感じさせない自然さを感じる。20歳年下の「みるめ」を振り回す小悪魔的魅力が漂ってくる。彼女の代表作になる予感が...。
【ストーリー】(ネタばれ一部あり)
冬の夜明け前、足元をふらつかせながら坂道を下る女がひとり。突然、靴を脱いでトンネルへと駆け出した。その姿に驚いたのがトンネルの中で彼女を追い越した軽トラック。急ブレーキを掛けて、みるめとえんちゃんと堂本の三人は呆気に取られながら振り向く。
女は終電に乗り遅れて徒歩で山越えをしているうちに靴擦れを起こし足を痛めたと、ろれつの廻らない舌で話す。三人は軽トラックの荷台に彼女を乗せてバス停まで送り、みるめは彼女に別れ際にサンダルを手渡した。

三人は何時ものように仲良く学校で過ごしていたとき、校内の喫煙所でみるめは隣の女性の火を借りる。その女こそ、山の中で靴擦れを起こしていた女性猪熊ユリだった。
特に関心を示さないさめた感じの表情の女の後をみるめは追っていった。彼女は最近赴任してきたリトグラフの非常勤講師で、成り行きで制作室に入っていったみるめは制作を手伝う羽目に。

みるめはその後、リトグラフ教室に足繁く通うことになる。一方のえんちゃんは映画館のオールナイトの受付のアルバイトをしているが、偶然、ユリに出会うのだったがぎこちない空気が流れる。

ユリと打ち解けていったみるめは或る日、彼女から郊外のアトリエへと誘われる。小さな一軒家で簡単な画材と作業道具が無造作に並ぶ。絵のモデルとの名目で誘われたみるめだが、無邪気なユリにどんどん服を脱がされる。
19歳のみるめは目の前で起こっていることに戸惑いを感じるが、ユリはその様子をはしゃぎながら見つめる。

ここからネタバレに注意!!


みるめが恥ずかしながら脱ぐ様子を楽しそうに見つめるユリ。みるめにはえんちゃんが恋心を寄せているとも知らずに、今は、すっかり20歳も年上のユリのペースに引き込まれ夢中になっていく。そして、二人は灯油ストーブの前でじゃれい愛し合う。

その夢中になっていったみるめが現実を知る機会が訪れた。ユリが学校を休んだ日、学校の無人の事務所でユリの住所を入手し自宅を訪ねる。
そこに居たのは随分と年上の穏やかな男性だった。帰りを待つ間、向かい合ってお菓子を食べているときにユリが帰宅する。そして、ユリが発した一言は彼を失恋へのショックへと導く。
みるめが「お父さんと二人暮しなんだね?ちょっと緊張した!」と言ったそのご、ユリはあっけらかんと「猪熊さん?私の夫!」と言い放った。

悶々とするみるめを見て苛立つえんちゃん。何で、みるめは自分の気持ちに気が付かないのかイライラする。そんな二人を見つめるしか出来ない堂本。

みるめは再びユリに逢おうと学校に行ったが、ユリは突然やめてしまった。アトリエに行っても、自宅に行ってもユリの姿は無かった。携帯も繋がらないで益々落ち込むみるめ。

そして、やっとの思いで繋がった携帯。その先は、想像もしない場所に彼女がいたのだった。

果たしてユリと旦那はどこに行ってしまったのか?それは映画館でご確認あれ!
【鑑賞後の感想】
この映画は拡大公開系ではないものの、評判が評判を呼ぶ形でどの映画館でも満席続出のようだ。私が観にいった渋谷では週末の午前の回だったが満席で、その次の回も満席のようだった。ただ、おかしかったのは、係員がこの映画のタイトルを叫び並ぶ列を案内しているときだった。

さて、この映画は何でこんなにも観た人を虜にしたのだろうか?原作を読んでいないので分からないが、原作で感動して映画を観た人も多いはずだ。

私は原作を読まないが、俳優の個性的な演技も魅力的だ。まずは、ユリを演じる永作博美だが、彼女は多くの映画やドラマに出演しているが、どれも彼女が単独で主演を張ってお客を呼ぶような女優ではない。その彼女が演じたユリは自由奔放で掴み所の無い女性だ。そのユリには、あがた森魚という歳の離れた旦那さんがいた。この旦那さん、登場シーンは僅かだがインパクトは強い。
永作博美にとって、この映画は彼女のキャリアの中でも転機となる作品になると思う。

もう一人の主人公みるめを演じた松山ケンイチは売り出し中の若手俳優だ。彼がユリに振り回されながら、その大人の女性の魅力の虜になるがユリには旦那さんがいて失恋する。みるめには蒼井優演じるえんちゃんが恋心を寄せているのに全く興味が無い。
蒼井優の演技も年頃の女性の揺れる気持ちを素直に演技っぽくなくしている点は評価したい。

こうした若手俳優の周りには温水洋一、桂春團治といった個性的な出演陣もさり気無く個性を発揮していた。

映画全体としてはまったりとした捕らえどころの無いテンポで進みながらも、ストーリー的にもツボはしっかりと抑えている。映画には音楽が殆どなく、街の雑踏や生活音で成り立っているのも不思議な感じを出すのに役に立っていた。
【自己採点】(100点満点)
80点。久し振りに印象に残る邦画を観て満足した。

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Last updated  2008.03.18 00:16:12
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