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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2008.03.02
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ルーヴル美術館展


2月22日(金)の午後から会社を有給で早退して、東京都美術館で開催されている「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美~Musee du Louvre,Fastes de la cour de France su XVIIIe siecle」を鑑賞してきた。

この展示会では、フランスの装飾美術が劇的に変化し進展した18世紀の美術工芸品が大半を占めている。
ルイ15世とルイ16世の治世に分けた二部構成になっており、装飾美術の大きな流れを辿ることが出来る構成になっている。
絵画を期待してこの展示会に足を運ぼうとされている方には期待を裏切る展示会でありますので、前もって公式HPなどで確認することをお勧めいたします。

第I部:「最愛王・ルイ15世の時代」
第II部:「ルイ16世の時代」

調度品が重厚だった17世紀とはうってかわり、ルイ15世の時代に発展したのは、貝殻や植物を題材に、軽快で幻想的ですらあるロココ様式だった。
今回の展示品でロココを代表する豪華な一品がありました。それは「嗅ぎ煙草入れ」です。4色の金が施されていて箱にはダイヤモンドが散りばめられている。フランスの宮廷ではこうした「アクセサリー」が、普通に使われていたとしたらやはり贅沢なんですね~。

展示会の出品物でも王妃マリー・アントワネットが使った調度品らは一際華やかでした。

中でも目に付いたのはお気に入りの家具職人に注文して作らせた、私室で使用していた小型ながらも粋な書き物机。寄木細工とブロンズ装飾の組み合わせは、女性が使うに相応しいエレガントさを漂わせている。
他には鮮やかなターコイーズブルーが印象的な青磁の香水入れや壺の5点セットも見事だった。

それでも一番印象に残ったのは、展示コーナーの最後に飾られていた、「マリー・アントワネットの旅行用携行品入れ(1787~88年作)」だ。これは「M」と「A」を組み合わせた自らの紋章を施した食器や化粧道具な約90点を収納出来る、まさに、マリー・アントワネットだけが使うための特注品だ。

マリー・アントワネットの旅行かばん.jpg


化粧道具や食器類の大きさを前もって測っていたのだろう。どれもピタリと収まる優れもので、彼女はこの「旅行かばん」が大変気に入っていたそうだ。フランス革命で王室の存亡が危機に瀕しているとき、密かに故郷のオーストリアへ亡命を企てたが国境近くで捕らえられた。その時に携行していたそうで、捕まってからもこの旅行かばんへ執着していたそうだ。

そんな彼女の思いが詰まったこの展示物が、今回の展覧会の最後を劇的に飾っていた。

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Last updated  2009.05.30 10:00:00
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