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2014年02月21日
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カテゴリ:自然

ブヤギ研究フルージックDSC_2019.jpg

 荒廃地の維持管理手法を打ち立てて行こうと共同研究している美濃加茂市、岐阜大学応用生物科学部(福井博一 学部長)、有限会社FRUSIC美濃加茂支店(渡辺祥二 代表取締役)の3者が2月19日、同市にあるみのかも文化の森で同市職員向けてヤギの放牧についての研修会を行いました。

 現在、同市に限らず日本国内では荒廃農地が増えている状況です。このことが病害虫の発生や鳥獣被害の拡大、不法投棄などの原因となっていますが、竹の除去や除草作業は、人力によるため作業量も多く草の処分費用なども多額に必要になることから、ヤギの放牧による除草の方法を探るため、昨年の9月に三者で共同研究の覚書を締結しています。

 この日は、岐阜県営平成記念公園北部地区の未利用地のうち約8、500平方メートルにヤギを放牧して、雑草の除去能力や植物の種多様性への影響などを調べている研究の進捗状況が発表され、来場者はメモを取るなどして真剣な表情で耳を傾けていました。

 研修会で藤井浩人美濃加茂市長は「市の職員間でもヤギの知識を共有していきたいと思います。また、外部の皆さんのお力を借りて、今後もっと大きな場で発表していけるようにしたいです」と、岐阜大学の八代田真人准教授は「ヤギと人との良好な関係のためにも、全てをヤギに任せるのではなく、ヤギのできない部分は人がやって管理する効率的な技術を提案していきたいです」と、渡辺代表取締役は「ヤギは緑を維持する芸術家だと思っています。ヤギとうまく付き合って効率的な管理を行えるように、これからの研究を進めていきたいです」と話しました。

 また共同研究は、5年間継続する予定。同市は、共同研究の結果を踏まえ、地域条件に合った環境に優しい維持管理により、市民の皆さんにとってより身近な里山になっていくことを目指していきます。





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最終更新日  2014年02月21日 07時36分50秒


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