テーマ:熱帯魚&水草の話(1120)
カテゴリ:熱帯魚
今日は昨日に引き続きアカヒレで頑張ります。写真の方も、昨日の写真はなんだか実物の色と違うような気がしたので再度撮り直してみました。こちらの方がより実物に近い色合いかと・・・。
コッピーことアカヒレは昨日も書いたように「コップで飼えるのではなく、コップでも中々死なない」だけなのです。やはり、小さくともかまわないので水槽で飼育してあげてください。体長3cm前後の小さな魚なので、15cm角のキューブ水槽でも4~5尾位まで十分に飼育できます。中国にも分布している魚なので、熱帯魚と違い高い水温は必要ありません。ただ、高水温に弱い訳ではないのでわが国の春~秋までは水温に気を使う事無く飼育できます。冬場も、10度前後をキープできるような室内ならば問題なく飼育できますが、やはり屋外はチョット厳しいかも・・・。 保温器具は必要ありませんが、やはりフィルターはきちんとつけてあげたいものです。15cmキューブ水槽やプラケースレベルであれば、水作エイトミニあたりで十分事足りるでしょう。ただ、アカヒレは簡単に繁殖まで楽しめるので、その点を考慮するならば孵化した稚魚を吸い込まないようなスポンジフィルター(スドーのブリーディングフィルターがお勧め)の方が後々便利です。 水質に関してはあまりうるさくないので、塩素中和した水道水でまったく問題ありません。極端な話、塩素中和しなくても水温さえ合わせてあれば水道の水をそのまま入れても大丈夫なほどです。餌は何でも良く食べますが、普通はテトラミンやめだか用の餌あたりが適しているでしょう。 底砂はもちろん敷いたほうが観賞面から言っても良いのですが、この魚は卵をばら撒くようにして産むため、水底に砂利を敷かないベアタンクの方が卵の管理が楽です。水底に砂利を敷かないのであれば、水草にはウィローモスなどの砂利に植え込む必要のない種類をチョイスします。また、水面にアマゾンフロッグビットあたりを浮かべておけば、孵化した稚魚たちの隠れ家となります。これからのシーズンであれば、窓際や屋外で姫スイレンやコウホネあたりを植えてビオトープにチャレンジするのも楽しいでしょう。 上の写真はアカヒレのオスです。メスに較べて体色が濃く、また口先が赤く染まっているのがわかるでしょうか。下の写真はメスです。こちらは体色がやや淡く、腹部が卵でふっくらとしています。 上記のような設備で、ペアを飼育していればアカヒレは嫌でも(笑)殖えてしまいます。親魚たちは水草の茂みなどに潜り込んで卵をばら撒くようにして産みつけます。親魚たちはあまり積極的に卵や稚魚を食べないので、水槽内に水草など稚魚の隠れ家が十分にあるならば、そのまま放置しても大丈夫です。稚魚達は、メダカと同じように育成できます。そして、体長1cm位になると体側部のホワイトラインがメタリックブルーに輝き、親魚とはまた別な美しさを味わう事が出来ます。 丈夫で手間要らずのアカヒレは、卵生魚の繁殖の練習にもってこいの魚です。また、殖えすぎても貰ってくれる人を見つけるの楽そうですからこの夏は一つアカヒレを飼育繁殖してみようではありませんか!さかなおやじのところでも今回稚魚をとって見ます。そして、噂の?「綺麗な稚魚」が育ったらまた皆さんに御報告いたしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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