テーマ:熱帯魚&水草の話(1118)
カテゴリ:熱帯魚
学名:Colisa labiosa (Day,1878) 分布:改良品種 体長:5cm 飼育:★★(普通) 繁殖:★★★(少し難しい) 今日紹介するのはレッド・グーラミィです。てきと~なショップではドワーフGの改良品種だと称している場合がありますが、この魚はコリサ・ラビオサ(別名:シックリップ・グーラミィ)の改良品種です。確かに、外見はよく似ていますがこちらの方がドワーフGよりも一回り大きくなりますね。その分やや気も荒いようです。 飼育自体は非常に容易ですが、成長すると結構水槽内のボス的存在になっちゃったりします。原種は、ミャンマーのイラワジ川水系に棲息していますがほとんど輸入されてくる事はありませんが、少なくとも改良?品種のレッド・グーラミィよりは数倍好感の持てる魚です(苦笑)。原種の外見はドワーフGによく似ていて、体側部にオレンジとブルーの縞々があります。それにしても、いったい全体このレッド・グーラミィはどうしちゃったんでしょう!改良を行った作出者出て来いって感じです。なんだか、ハンコの朱肉が乾いたようなどす黒い朱色のボディに好感を持てる人はあまり多くないと思います。 実は、あまりにも私の美的感覚にフィットしないため今までレッド・グーラミィを飼育した事はありませんでした(原種は飼育した事あります)。でも、今回せっかくドワーフGの仲間と称して話を展開しているんですから、ここは一つ・・・と言う事で清水の舞台から3回くらい飛び降りた気持ちで思い切って購入してみました。でも、やっぱりじっくり観察しようがしまいが、苦手なものは苦手なようです(苦笑)。 ところで、レッド・グーラミィの他にイエロー・グーラミィって奴もいます(笑)。上の画像がそうですが、解説するのも辛いって感じがしますね~。一説にはレッドGはこのイエローGに色上用の餌をたらふく食わせて赤く染めただだけという話もあります。真偽の程は定かではないですが、十分ありえる話でしょう。その説を裏付けるかのように、レッドGは飼育を続けているとどんどん赤い体色は色褪せていってしまいます。結論から言うと、他に可愛らしい仲間が沢山いるのにわざわざチョイスするほどの観賞価値はないかも。性格もきつめですしね~。チョット酷ですが・・・ そうそう、そう言えばこの魚の原種の学名はColisa labiosaって言うんですが、このラビオサlabiosaって言うのは、唇の発達したって言う意味です。ちなみに英名もシックリップ・グーラミィですから唇の厚いグーラミィってことですよね。どう見ても、そんなにひどいタラコ唇には見えないんですけど、どうしてこんな可愛そうな名前が付いちゃったんでしょうね~。つくづく不幸な奴です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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