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カテゴリ:鎌倉散歩
暑い日中になりました。 今日は、カメラを持って鎌倉に行ってきました。 市街にある桜の中にはまだ見頃のものも多いのですが、桜の名所として知られるお寺の桜は、すでに満開を通り越し散っているものもずいぶんあります。こうなると、海棠の季節です。 海棠は鎌倉では桜より人気のある花ともいえます。 有名なお寺は、海蔵寺・光則寺・妙本寺など。 今日は駅から近い海蔵寺と妙本寺、あと竹林のある英勝寺に行きました。 海蔵寺へ続く扇が谷の住宅街の通りはモミジの新緑が鮮やかです。 駅を出たときには青空にかかっていた雲が、だんだん取れてきて明るい陽光が明るい色の緑を引き立てていました。 海蔵寺では、お目当ての海棠のほか、山吹・芍薬・オオヤマツツジ?など、色とりどりの花が咲いています。
桜が終わりを迎える頃、春の花が一気に咲く感じ。さながら、春満開とでも言うのがぴったりです。 海棠は既に満開で少し散り始めてもいましたが、今回いちばんすばらしかったのは裏山の大きな山桜が満開になっていたこと。 ここ五十年でいちばん花がついている、とお寺の方が言っていました。青空に山桜、”豪華なしっとりさ”がなんとも言えず素敵でした。 その後、駅に戻りついでに、英勝寺の竹林を見に行きましたが、筍が結構顔をのぞかせています。
少しだけ薄暗い竹林の中の散歩道は少しひんやりしていますが、日なたの暑さに比べると、木漏れ日がちょうど良い温かさを感じさせてくれて、すがすがしい気分になります。 竹林から見える周囲の新緑がまぶしく感じました。 鎌倉駅の脇の地下道をくぐり、若宮大路を渡って本覚寺と滑川を渡ると、妙本寺の入り口はもう直ぐそばです。 妙本寺の総門に続く参道に入ると静かで、少し山奥に入ってきた感覚になります。ここは比企谷と呼ばれ、妙本寺は北条家と対立して滅亡した比企家の館跡としても知られています。 今は供養塔がその名残を示しているだけに過ぎませんが、その付近は、幼い頼家の長男までもが殺害された悲劇を想像させるような静かな雰囲気で、少し怖いです。 石段を上ると総門越しに見える境内の海棠も綺麗なピンク色を見せてくれていました。
この時期に、葉もなくたわわに咲いている木の代表格は桜ですので、遠目にはピンク色の桜にも見えますが、少し近づくと、直ぐに別の花だってわかります。 海棠は桜より大き目の花で、少し八重のように花弁が重なっています。 近寄ってみるとコンナ感じ。
大きなモミジの緑が鮮やかで落ち着いた祖師堂との対比が結構素敵です。こんな光景をみると、いかにも春だなぁ、って感じますね。
本堂脇の八重桜は始まったばかりです。1週間後にはもっともっと開花が進んでいるでしょう。
ちょっと奥に入ると、ハイキングコースに続く道にシャガが咲いています。
昼頃まで境内にいたら、海棠を見に来る人で広い境内がだんだん混雑してきました。 そろそろ、鎌倉は行楽シーズン到来、春本番といえそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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