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カテゴリ:フランス料理食材探訪
ブリア=サヴァラン。フレッシュタイプのチーズに分類され、乳脂肪分が比較的高いクリ-ミーなチーズだ。ブリア=サヴァランとは19世紀前半の美食家の名前である。フランス革命の直後より、美食に関する書物を著わす。「美味礼賛」や「味覚の生理学」などが有名だ。
このチーズにこの歴史上の美食家の名を付けたのは、現在パリ市内で世界的にも有名なフロマージュリー「アンドゥルエ」の現当主ピエール=アンドゥルエの父、アンリ=アンドゥルエだそうだ。 今回当店に入荷しておいたのは、500gサイズのもの。プラト-にそのまま載せるにはサイズが大きく、また保存にも支障があるので4等分し、うち2ヶ分をフレッシュのまま提供する。蜂蜜かレーズンを添えて召し上がっていただこうと思う。 残りの2ヶは形を円柱形に整えて表面にレーズンをまとわせて、もう2,3日寝かす事にした。じっくりとレーズンからの甘いジュースはブリア=サヴァランの酸味との相性も良く、馴染んでいってた頃には、新たな味わいを生みだす。 「ア・ラ・メゾン」のチーズ。レストランだからこそ召し上がっていただけるチーズのひとつだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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