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カテゴリ:フランス料理食材探訪
さて、明日というか、今日2月14日は「バレンタイン・デー」
レストランでも「バレンタイン企画」が登場します。コースメニューのデザートがチョコレート菓子だったり、レストランに限らず、百貨店の食品売り場はチョコレートが華盛りですね。 というわけで、「レストランで使えるバレンタインネタ」を少し、、、 さて、バレンタインと言えば日本の暦で言うと、「啓蟄」にあたる頃になります。ヨーロッパでもちょうどこの日は寒い冬が終わりを告げ、春の訪れが感じられる時期とも重なり、小鳥たちが求愛行動を始める日とも言われています。 この「バレンタイン」とはもともと人の名前であったことは良く知られています。SaintValentin、キリスト教における聖人の名前です。聖バレンタインは紀元3世紀ごろの人物で当時のローマ帝国内に実在した教会の司祭でした。当時の皇帝は若者が戦争に行きたがらない理由を家族の存在と考え、乱暴なことに若者が結婚することを禁じてしまいました。このとき秘密裏に結婚の儀式を執り行っていたのがイタリアの牧師、バレンタイン司祭。この行為がのちに皇帝に発見され、キリスト教への迫害もあって、投獄された後処刑されてしまいます。このバレンタイン司祭の命日となったのが2月14日。以来この日が、バレンタインの名と共に後世の人々の間に「聖なる愛」を伝える日となったのです。 チョコレートを贈るのは日本だけの習慣です。チョコレートを贈るのは日本のお菓子会社が1950年代後半にキャンペーンとして東京のデパートにて催したのがはじまりで以降全国に広まっていきました。 お菓子会社の広告戦略として始められたチョコレートを贈る習慣ですが、実はチョコレートには惚れ薬としての効果があるのです。覚醒効果と、緊張感を高めたり気分を高揚させる働きがあります チョコレートは古代アステカ文明の時代よりアステカ王に愛飲されていました。このアステカの王様は毎夜チョコレ-トを飲んでから女性のもとへ通うのが日課だったそうです。「飲んで」とあるのはチョコレートは最初はカカオ豆を挽いた粉を湯に溶かして飲むショコラトルという飲み物で、16世紀にスペイン人のエルナン=コルテスが現在のメキシコを征服した後ヨーロッパに持ちかえりましたが、ヨーロッパにおいても当初は飲み物として普及していったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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