…2ヶ月近くブログをお休みしていると、、、
あらためて文章が書けない!?
スランプですね~。テーマがないわけじゃあ無いんです。レストランという場所は日々エキサイティングなドラマに溢れていますから。
ところがデスね、日々の日記を書き込むにあたって、文章の構成を考えるとなるとやっぱり日毎々々の「訓練」が必要になってくるなぁ~。と、実感しています。
そもそも、ブログを始めたきっかけも、言葉をうまく使えるように練習しようと考えたところもあったからなのです。
我々接客業というものは、その名の通り「お客さまと接する」事を生業としているわけなんですが、じゃあ、ナニを持って接しているのかというとやはり「言葉」なワケです。
もちろん、フランス料理店においては「デクパージュ(お肉の切り分け)」や「フランバージュ(デザートなんかで、目の前で炎が上る演出です。)」のテクニックを披露する機会もあるのでしょうが、それさえも無言のまま行っていてはせっかくの演出の効果は半減してしまいます。
私も数々のテクニックを持ち合わせてはいるのですが、ブログ上ではこの華麗な演出を披露できないことも残念ではあります。(←ホンマかいな!?)
私がこのブログを始めた当初は現在のような「です・ます」調ではなく、「だ・である」調で文章を書いていました。(このあたり)
いつからか、「です・ます」調に変わって来たんですね。というのも、読者の方がいらっしゃるというコトを実感したときに、
「人様を目の前にして、そんな風には喋らんやろぅ~」
ということに気がついたこともにもあります。
先日、私の勤務先のレストランが掲示している案内板を書き換えるという話が持ち上がりました。
その中で掲げられた一文に、
ディナータイムは10歳未満のお子様のご入店をご遠慮いただきます。
というのがあります。
さて、なんだか違和感を覚えるのです。「10歳未満のお子様うんぬん、」という規定はともかく「ご遠慮いただきます。」ってのがなぁ、、、
「いただいてる」のはお店側で、お客さまにとっては「いただいております。」と表すのが正しいんじゃないかと、、、
敬語というのは難しいものです。先の政府の案では。日本語を正しく用いようとの観点から敬語を細かく分類しようとの動きもありました。
正しい正しくないの基準はいろいろあるんでしょうが、私自身が考えるのは、接客業なわけですから「お客様」にナマの言葉として投げかけたときに「感じがいいか、悪いか」であると思うのです。
「…ご入店をご遠慮いただきます。」
ってなんか感じわるくないですかねぇ。エラそうで、、、
敬語、あるいは接客用語というのは確かに難しいものだと思います。しかしながら、接客業の「言葉使い」の究極の目的は「お客様を気分よくさせること」にあると私は考えるのですが、、、
(続く)