２０００において、太いホネ持ったガラガラが攻撃ランクMAXまで行くとオーバーフローする、
というのは、まぁそれなりにやってる人なら有名な話だと思いますが

腹太鼓使えばもちろん一発アウトなんですが、
剣の舞だと3回も積むシチュエーションほぼ無くね？
と思われそうですが、意外とあったりします。

55ガラガラで、50エアームド込みを突破しようとする際に生じます。

55ガラガラは、剣の舞1回の岩雪崩で、50エアームドを余裕で2発で倒せるので、
サイクルから十分に突破が可能なんですが、
どくどく＋守るで粘られたり、黄金の実や眠る＋薄荷の実発動から、泥棒で対策されてしまう場合があります。
また、吹き飛ばしもあるので、サイクルでエアームドを倒そうとするなら、
普通は剣の舞1回からの岩雪崩当て逃げを繰り返すことになるのですが、

例えば
55ガラガラ1匹残し
vs
50エアームド＋控えに55カビゴン（他麻痺してるポケモンなど、ガラガラで上から一撃なら誰でもOK）

みたいなシチュエーション。決して珍しくはないと思います。
この際、ガラガラは剣の舞を一気に3回積んでしまうのが正解となったりします。
これによって、エアームドを7割程度の確率で一撃で倒せるようになるからです。
もちろん、その後うしろに控えているポケモンはそのまま地震なり岩雪崩なりでワンパンで、そのまま2タテです。

​参考ログ​（50エアームド＋麻痺した55カイリキーに対して剣の舞3回から2タテ）

別に一気に3回積まなくても、1回積んでから岩雪崩2発でエアームドを倒しても良いのでは？
となりそうですが、
ここでエアームドに眠る＋薄荷の実とか、黄金の実を消費させる隙を与えると、
太いホネを泥棒されてしまう危険性がある、

というのと、エアームドがどくどく＋守る型だったりした場合でも、
守るを交互に挟まれて、毒ダメージを回されてしまうので、
一気に岩雪崩でワンパン出来てしまった方が良いという場合が多いです。だから一気に3積みする。

ここでいくらどくどくでボロボロにされようが、
金銀の毒ダメージは、相手を倒したターンには入らないという仕様があるので、
たとえHPギリギリ1であろうが、岩雪崩でエアームドをワンパンしてしまえば、
残った後ろのポケモンに上を取れれば、そのままガラガラは2タテが可能となります。

このようなシチュエーションは、ほぼ対エアームドなので、他ではそうそう起こりませんが、
「パルシェンよりもエアームドでガラガラを対策する」という環境ならば、むしろこの状況は頻発するかも知れません。

で、実際「オーバーフロー対策として、ガラガラの攻撃実数値を下げるか」となると、微妙で・・・
オーバーフローしないギリギリのところまで下げると、
55ガラガラであっても、剣の舞＋地震で、肝心の55カビゴンを1割ちょいでしかワンパン出来なくなってしまいます。
55サンダーへの岩雪崩とか、50カビゴンへの地震とかは、問題無く2発（≒剣の舞1回でワンパン）です。

どっちを取るかは、環境次第と言えそう。