体のなかで、もっともきたないところは？

2009/12/28

カテゴリ：病気予防

「あなたの体のなかで、もっとも汚いところはどこか」と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。

ある人は「体の中で一番汚い部分は手です」と言いました。
又、ある人は「体の中で一番汚いのは口の中だ」と言いました。

鼻の孔のなか、排泄器官、肛門、それとも手、足と色々と答えがでてくると思います。

１０人のうち、８、９人までは排泄器官と答えるかもしれません。
「いや、私の家はウオシュレットだし、風呂でもよく洗っているから違います」とか、大都市に住んでいる人は「排気ガスで汚れた空気を吸っているから鼻の穴かもしれないね」と言います。

さて、いったいどこが一番きたないのでしょうか。
それは、足指の間だそうです。
自分の足の臭いを嗅いで生きていることを実感している場合ではありませんよ。

あなたがサラリーマンかＯＬだとしましょう。朝７時に家を出て、夜７時ころ帰宅したとします。
勤め先でサンダルなどにはきかえる人もいるでしょうが、少なくとも半日は靴をはきづめになります。
その靴のなかの足の不潔度を、調べたお医者さんがいます。

病院の職員に完全滅菌ガーゼ約１平方センチを人体の各部につけ、８時間それぞれの職務をしてもらいました。
ガーゼに付着した細菌を調べたところ、肩や前腕のガーゼがもっとも少なく、これを１とすると、靴のなかの足指のあいだはその約１４０倍を占めて、不潔度トップだったそうです。

サラリーマンやＯＬの多くは、服やワイシャツ、ネクタイなどには気をつけるのに、靴下や靴にはそれほど気を遣わないようです。

手などは洗うチャンスがいくらでもありますが、足を洗うのは１日に１回くらいですからね。
靴のなかを清潔にしておかないと水虫の原因になるなど、良いことは一つもないようです。