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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2012年05月14日
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カテゴリ:映画
『おとなのけんか』
(5/12~:TOHOシネマズファボーレ富山)
公式サイト:http://www.otonanokenka.jp/

ブルックリンの公園で男の子同士がケンカして、一方が歯を折る怪我をした。
怪我をさせた子の両親、アランとナンシーのカウワン夫妻が、
怪我をさせられた子の両親、マイケルとペネロペのロングストリート夫妻の家を訪れる。
冷静に平和的に進んでいたはずの話し合いが、やがて本性むき出しの展開に・・・。

**********************************************************************

パリ、ロンドン、ブロードウェイで大ヒットした演劇の映画化です。
舞台の雰囲気を生かしたまま映画化されています。こういうの、たまにありますね。
日本でも上演されたことがあるようで、演劇も観たくなりました。

子供のケンカに口出す親は・・・なんて言いますけど、まぁ、最近はそうもいかない時代です。
しかも、怪我させられた方は歯がなくなるかも・・・みたいなことになってる。
で、お互いに両親同士で話し合って、穏やかに解決しましょうということになりますが、
徐々に理性が壊れ、本性が現れるようになり・・・。

僕は争論(簡単に思えるものでも・・・)の当事者同士だけで話し合って、
お互いが本当に納得するような結論を出すのは難しいと、日頃から考えています。
当事者のどちらとも全く利害関係のない、初めて会ったような人でないと、
どちらの言い分が正しいか、どういう結論が公平か判断はできないはずです。

本編の台詞にもありますが、みんな、本当は自分が一番かわいくて大事なのですよ。
いや、そうじゃない人もいるかもしれないけど、たいていはそうなんです。
『おとなのけんか』というタイトルですが、じゃあ「大人」って何なんでしょう?

結局、4人は揉め始めることになります。
それは予想通りなんです。予想通りにことが進む面白さってあります。
ところが、攻撃の矛先が思わぬ方向へ・・・という意外な展開もあり、
今度は予想通りじゃない面白さも感じさせてくれることになります。

人間、なかなか成長するのは難しいようです。
いつまでも子供なんじゃなくて、人間なんてこんなもんなのかもしれません。
理性のある大人って、実際、自分の周りにもあんまりいないような・・・。

4人はそれぞれ特徴的だけど、どこかにいそうなキャラクターです。
こういう役って、経験豊富な俳優さんたちは演じてて楽しいんじゃないかな。
ジョディ・フォスター、昔はかわいかったのに、何だかんだで年取ったなぁ・・・。
でも、だからこそ、こういう役も・・・っていう良さはあると思うんですよね。

マンションの一室で台詞中心に展開される芝居なので、
派手な映画をお好みの方には退屈かもしれませんが、小粋といえば小粋な作品です。
こういうのが好きっていう人も多いのでは。はい、僕も好きですよ。





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最終更新日  2012年05月15日 19時12分58秒
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