てろてろてろ

一言で言うと、大学サークルによる一気コールの勝ち抜き戦。
「コールは日本のお気楽な大学生が生みだしたオリジナルジャパニーズカルチャー！
ムダに進化を遂げた最新爆笑コールを５０以上完全収録！」（ケースより）

私の好きなみうらじゅんが解説をやっていると聞きつけて見たわけだが…。
ただただ唖然。
全編これ粗にして野卑かつ下品な１時間が味わえる。
私は現在はもちろん、大学時代もこの手の飲み会はあまり縁がなかったので、
免疫がないこともあるが、良識派の大人が見たら同じ感想を持たれることだろう。

しかしこれが面白くないわけじゃないから、困ってしまうのだ。
いつの時代も若者とは、馬鹿馬鹿しくムダで下品なパワーを持てあます生き物である。
このパワーが画面から余すところなく、ほとばしってるんである。
あなたがこの下品さに耐えられれば、抱腹絶倒Aランクの評価をつけられる作品だろう。
もちろん、みうらじゅんの解説は相変わらず鋭く笑える。

付録に、歌詞カードならぬコールの歌詞（？）がついているが、
映像なしで冷静に読むと日本人をやめたくなる瞬間が訪れる。


作品の紹介とは関係ないが、一気コールは野球の応援や祭りの啖呵に相通ずるものがあると思った。
日本人てこういうの好きなんだなー。