2024/4/13 Gallery Sagan 吉田昌代遺作展 -花に生きて-
川原町 Gallery Sagan吉田昌代遺作展 -花に生きて-https://www.instagram.com/gallerysagan/〒500-8007 岐阜県岐阜市元浜町35−11今回は亡き吉田昌代先生の遺作展。現代作家さんの遺作展というのは初めてで新鮮な気分だが、吉田先生がどういう方なのか存じ上げないのでいずれにせよ新鮮ではある。花がお好きだったのかね。地元のアーティストだったのね。今回はどの作品も全く反射処理が施されていない、統一の額縁で展示されていたので、正面からの撮影はほぼ不可能だった。そういえば、ちょうど1年ほど前(6月だったか)の版画展の時にも、こうして植物の中に必ず虫が入っている作品ばかりだったなぁということを思い出す。こういった手法は一部の作家に限ったことではなくて、このように何の絵でも必ず虫や動物を1匹入れるというのは何か不文律にでもなっているんだろうか。たしかに、動的なモノが1箇所でも入っていると、不思議と作品に芯が通るというか、うねりが出るというのか、何にせよ注目を集める効果があるように思う。今回反射がきつくてほとんど撮影はしなかったが、朱色というのか、この手の色の花が多く描かれていた。いちおう、吉田先生は超正統派の日本画家だそうだが、油絵とはやはりまるで違うし、水彩その他の西洋画と比べても、説明はできないが色合いが全然違うのが分かる。何だろうな、このくっきり感というか。