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2016.05.03
テーマ：イタリアぶらぶら(151)
カテゴリ：シチリア旅行 2016.3月～4月
ローマからナポリへの移動日。
テルミニ駅からの電車移動は、 できれば 新幹線であるフレッチャロッサが良かったのです。 「赤い矢」という意味のフレッチャロッサは、 イタリアの国鉄に相当するトレンイタリアが運行する高速列車で、 イタリア国内の主要都市に乗り入れています。 最高時速は、360kmとか。 値段も手頃だったのですが、 希望の時間帯はインターシティしか 走っていませんでした。 インターシティも、完全座席指定です。 驚いたことに、私が乗ったインターシティは なんと、コンパートメント・タイプ！ いったい、何十年前に作られた電車なのよー💦 ぼろい。 ３人＋３人の、６人がけ。 私は、最悪の真ん中席でした。 ５分前に乗り込むと、すでに男性２人が座っていて どちらもイタリア在住者っぽい。 ちらりとこちらを見て、すーっと目をそらす。 コンパートメント内はチーン と、沈黙。 重～～い空気。 1人は窓際。 でっかいキャリー持参の、ベッカム似の40才？ もう1人は、通路脇の座席で無愛想な20代。 向かい合った真ん中が、わたし。 これだけでも、………………だったのに 車掌さんの検札の足音が聞こえなくなった頃 あたりをキョロキョロ見回しながら チンピラが３人、 このコンパートメントに乗り込んできた。 もちろん、無賃乗車。 さっき止まった途中駅から乗り込んだのだろう。 喋るイタリア語は、私には聞き取りにくい。 っていうか、ほぼワカラナイ。 ローマあたりじゃなく、南の “べらんめえ言葉” のようだ。 なんたって、目つきがヤバイ。 態度も、ヤバイ。 吐き出す二酸化炭素も、ヤバイ。 コンパートメントの中を、なめるように見回して 手にした紙袋から取り出した安物ソックスの束を ベッカムと無愛想の膝に、 突然乗せた！ んも〰、やめてよ。 いやだよ。 何なのよ、この展開  こわばりつつ覚悟したものの、 結局は、私の膝には何も乗せてこなかった。 だからって、隣に座らないでよー！！ 旅は始まったばかりなのに、もう、大ピンチがやってきた。 (つづく)    ↑ こういうオープンタイプなら良かったのに……  これらの写真は、メッシーナからパレルモへ向かう 鈍行列車の車内。 ここでは、最初に少年が連行されて行った。 スリかな？ 置き引きかな？ ポリスが３人。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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