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カテゴリ:韓国映画
「八月のクリスマス」ホ・ジノ監督の二作目の映画です。 「八月のクリスマス」と同様、日常の出来事を淡々と 自然に描く映画でした。録音技師の仕事をしてるユ・ジテ は、年上のDJイ・ヨンエと、仕事を通じて知り合う。 ラジオ番組で作る音響を録音するため、二人で各地を小旅 行する。自然の音。そして韓国の歴史を感じる音をとても 綺麗な映像で表現してました。二人は惹かれあい、愛し合 います。ジテは、お父さんとおばさんと痴呆のおばあさん と暮らしています。おばあさんは亡くなったお爺さんとの 昔の思い出の中に生きています。お爺さんが昔浮気をし、 そして亡くなった事は忘れて幸せな時の事だけを覚えてい ます。痴呆の老人と一緒に暮らす家庭も、すごく自然に描 かれています。家族皆で受け入れ、自然に共存してる感じ です。きっとお婆さんが元気な頃、ジテはお婆さん子だっ たんだろうな。って言うのが伝わってきました。お婆さん が元気なうちに結婚しようと、ヨンエとの結婚を意識する ジテ。二人は幸せの絶頂でひとときも離れて居たくない程 愛し合ってます。しかし・・ 春の日は過ぎゆくDVD激安2.140円 全部読んだらここが出口 ※掲載写真の著作権は該当著作権者と所属事務所にあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ホ・ジノ監督は、「8月のクリスマス」もそうですが、派手なストーリー展開は無くても、内面の揺れの描き方が素晴らしいですね。この作品で、イ・ヨンエ演じるウンスの行動は、矛盾に満ちています。でも、彼女の抱える過去を考えれば、ひとつの愛にのめり込めないのも理解できる気がします。若いサンウの愛が真っ直ぐであればあるほど、臆病になってしまう・・・・・・。
そして、物語に厚みを与えているのが、祖母の存在。人は恋愛だけに生きているわけではなく、自分を取り巻くいろいろな現実の中で生きている。サンウの生い立ちから、現在までの人間形成の過程までも感じさせてくれます。 本編の桜並木のシーンは、サンウの側からの撮影ですが、DVDでは、ウンスの側から撮った別バージョンも収録。二人の表情から、いろんな解釈ができます。 (2005年03月14日 23時07分49秒)
sorapさん
こういう文章を書いてると、もう一度映画を自分の中で考え直せて、見た後感じた事の他に、深いところにこんなメッセージがあったんだって気づく事があります。こうやって紹介文書いてると、大変な面もあるけど、見てそのまま終わるのではなく、もう一度色々考えていろんな事が見えてきて。得する面もあります。ホ・ジノ監督の映画って特にそう思います。何度も見るごとに味がでて、きづかなかった新しい発見をさせてくれるような。 (2005年03月14日 23時42分08秒) |