秘湯の一軒宿 法師温泉 「長寿館」へ。アップルパイ
友人四人で、群馬県の秘湯法師温泉へ。私たちは、完全に旅行気分ですが、じつをいうと、午後に出発しても、同じ群馬県内なので、高速で二時間で到着します。とっても静かな山間、何もかもが心安らぐ空間が出迎えてくれます。本館は、明治八年に建てられた木造建築。江戸時代の旅籠の雰囲気です。多忙なUさんが、運転手なのですが、この方、午前中は講習会があり、それがお昼で終わってから、三人の家へ、それぞれ迎えに来てくれて、私たちは、おんぶにだっこで乗せてもらうだけ。Oさんがサンドイッチを用意して、Uさんは、それを食べながらの運転です。「なにを今更、講習を受けるの?」とOさん。「講演をするほうよ」、「あ、そうか、そうよね」と大笑い。月 5, 6回、年にすると50回は講演するそうです。スゴイね~。多忙が分かっているので、ランチにしても、こちらから誘うことはないのですが、今回も、行こう、と言い出したのはUさんなので、四人で泊まる、が、実行できたわけです。素晴らしい部屋でした。古い古い建物なのに、清潔そのもの。ここは、竹久夢二が泊った、と書いてあったかな。川端康成、与謝野晶子さんの写真や、廊下には、中曽根康弘の色紙もありました。大盛況で満員でしたよ。晩御飯の前に、「玉城の湯」へ。総檜造りの湯殿で、露天もあります。滞在中に、あと二つの湯へ入るので、私は、けっこう用心して短めにしました。湯上りの、水を飲む休憩所で、ほかのお客さんと話しましたが、遠くからも来てらして、ずっと来たくて、憧れていた、とか。そんな人気の宿なんですね~。生ビールで乾杯!楽しいなあ~。Sさんの笑顔も語っています。 リーダー(?)Uさんが、ころころとよく笑い、普段の顔とは違う一面を見て、きっと寛いでいて、楽しいのね、と、年上の私は、失礼ながらとても可愛く思えました。夕食後は、何にも増して有名なのが、弘法大師の発見という、法師の湯です。明治時代の建築で、この窓がとても素敵!暗い温泉は苦手ですが、とても清潔だし、温度がちょうど良く、最高でした。基本は混浴で、 8時から10時が女性のみ。夜、布団に入ってから、夜の灯りに浮かぶこの景色を、写真撮ろう、と思っていたことを、思い出しましたが、起きるのも面倒で、パンフレットからお借りしました。布団の中で、みんなでおしゃべり。枕を投げたりして、修学旅行気分です。Uさんは、小さいときは内気で、人前で喋ることなんて、想像もしなかった、と。今でも、小心ものだ、と言うので、みんなで「うそ~!」と。講演の前は、ものすごく準備を入念にするとか。それで乗り切れている、という。そうか~、人には分からない努力があるのね、と、とっても感心しました。川のせせらぎを聞きながら、ぐっすり。小雨の朝。朝の雨がこんなに美しいなんて。しっとり雨に馴染む部屋からの景色です。廊下を歩いて、あちこちから外を眺めましたが、私たちの部屋が一番眺めが綺麗、と思います。ちなみに、料金は約16,000円です。向かいに見える建物の部屋は、もっと高いみたい。朝食。そのあと、「長寿の湯」へ、さっと入りました。これで三つとも入れて満足です。チェックアウトまでの間に散策。水が豊富な地であちこちで湧水が。ニシキギの紅葉。外から見た温泉の建物。やっぱり、窓が素敵!玄関横のいろり。自由にお茶がいただけます。なにしろ、このグループには、お茶の先生がいますからね、丁寧にみんなにお茶を入れてくれました。向こうに見えている膝は、若いご夫婦です。帰り道、「たくみの里」へ寄ります。まあ、お花の植栽が綺麗です。私も、少しは一年草を取り入れないと、美しい庭は出来ないな、と思いました。柏葉アジサイのこの美しさ!ドライになった花がぶら下がり、一枝欲しい~、と思いました(笑)。ここで、野菜や乾物を買い、十割蕎麦で昼食をし、散策をして、コーヒーを飲みに、カフェへ寄り、アップルパイを買い、S家でまたお茶することに。どんだけ別れがたいの、と笑いながら。二時間後、S家に到着。S家の庭も、秋模様。さっきのカフェより美味しいよ。また玄関まで送り届けてもらい、ホントに、お世話になりました。楽しい二日間を有難うございます。そして読んでくださっている皆様、短くまとめる努力をして、この長さ、最後まで読んでくださって有難うございます。 花ブログランキンに参加しています。 応援のクリックをよろしくお願いします。 昨日のアクセス数 1729 昨日のランキング 5 位