昨日テキサスで教えていたミシガン時代の先輩からTelがあった。

「実はさ、アタシ退職して3月から韓国の大学で教えることになったのよ」って。
爆弾発言だ・・・

テキサスでTenure取って安泰だと思ってたのに。

「だってさ・・・このままこの国で年をとっていくかと思うと寂しくなったのよ」だって。
わかるよ、その気持ちは。
だけど韓国人の教員の中でも（この分野でアメリカにいる、という意味で）
出世頭だったのに？

でも、彼女にとってそれがいい選択肢なのだから、おめでとうと祝福。
「今度は日本でお祝いしましょ」と私。
もう今週にはソウルに戻ってしまうらしい。
寂しくなるかって？いや、これからも学会で顔とかあわすだろうから
そうは変わらないと思う。

で、テキサスの裏事情とか・・・いろいろ聞かされたわ。
私の友人が今年Tenure審査だったのだけど、なんと・・・通らなかったらしい。
あんだけ論文書いてて？？
あれだけやってTenureだめなら、一体これ以上何をしろっての？？
すごい理不尽。

テキサスはここ2，3年でほんと、Tenureが取れないところになってしまったみたい。
この先輩は無事にTenure取れたけど
その次の年、同じくミシガン時代の先輩のアメリカ人がTenure申請却下。
その学部から7人Tenure審査受けて、Tenure取ったのたった一人らしい。
・・・なにそれ、若手の使い捨てってこと？

一体何のために私生活も犠牲にして働いてるんだろうねって思うよ。
この友人は幸い別の大学に拾われたらしいけど
こんなことばっかり起こってたら誰もテキサスに行こうなんて思わないんじゃないの？
私なんぞはいろいろ裏話を聞いてきたので「絶対嫌だ」と最初から思ってたけど。
ほんと、あそこは怖いところだ（笑）。

この時期になるとやっぱりいろいろ転職、転籍のニュースが出てきます。
たぶんもっと出てくるかな・・・私もそのうちの一人になるかもしれないし。
その話はまた近いうちに・・・