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センセー日記

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2006年06月04日
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カテゴリ:生徒
うちの学年は、毎日給食指導に入る先生は1人で、
あとは週ごとに交代。

先週は、私の番だった。
うちは、全員食堂に集まって給食をとる。
転入生が入り、うちの学年は1テーブルにおさまらず、
1人だけを移動・・・というわけにもいかないので、
2人が別の学年のテーブルに移動した。
それからしばらくして、
移動先のテーブルの学年の先生から要望が出た。
そのテーブルには先生が3人。
1人はある特定の生徒にほとんどつきっきり。
1人は、その学年のその他の生徒の指導で手一杯。
もう1人は、別の学年の先生が入れ替わる。
うちの学年の子の1人は「マイルール」を持っており、
キライなものはガンとして食べないところがある。
下学年の子たちは頑張って食べているよ、と言っても食べない。
同じテーブルのほかの学年の子たちには、
「ニガテなものも一口だけは食べよう」と指導しているのに、
うちの学年の子が「絶対食べない」と残すのはチョット・・・
でも、学年担当の教員が同じテーブルにいないので、指導しにくい。
というわけで、週の半ばから先生の席替えを実施。
移動した水曜日、早速私は生徒とバトル。

テーブルには「調整皿」というのがあり、
食べられそうにない時は最初にそこに取り分ける。
取り分けた分は、自分に出されたものを全部食べきれる人がもらって良い。
生徒たちより少し遅れて席についた私は、あることに気づいた。
「あれ?なんで○○君にはミニトマト2つあって△△君にはないの?」
△△君がミニトマトを調整皿に入れ、それを○○君がもらったらしい。
「いつもトマト残すの?」ときいてみた。
(事前に、おかわりしたいものがあるときだけ食べるという情報を得ていた)
「うん、だいたい・・・でも、1回は食べました」
彼は、ウソはつけないので正直に言う。
「1回だけじゃなくて、毎回1口は食べてほしいなぁ」と言っても、
「食べると気持ち悪くなるんです」
「この小さいほうだけ食べれば?」と言っても
「いや、本当に気持ち悪くて食べられなくなるんです」
「じゃぁ、全部食べたあとに食べれば?」と言ったら
「そうしたらもっとひどくて・・・逆流しそうになるから・・・」
あ、そう・・・
彼は他の野菜も取り分けていたんだけど、それは一口は食べようとしていたので
「コレは1口だけ頑張って食べるんだよね?」ときいたら
「ハイ・・・コレは、ニガテだけど1口は頑張って食べます・・・」
「はい」か「いいえ」で済む質問も、
彼からは長文の答えが返ってくるので、
「ハイ」をきいた瞬間、「そっかー」と話を切ろうとする私(笑)
「じゃぁさ、トマトも同じように頑張ればいいじゃない。コレができるんだから!」
そう言ってみたけど・・・
「いや、ホントにダメなんです・・・」
あ、そう・・・
キリがなさそうだったので、
「じゃぁ、今日は残して、今度は食べようね!」と言っておいた。
その日は、ほかのバトルも勃発するだろうなぁ~と思っていたので・・・

で、次のバトル。
彼はデザートをほとんど食べない、という情報も事前に得ていた。
特にフルーツ。
その日のデザートはフルーツ。
知らん顔をして「はい、△△君、どうぞ」と回すと
「僕はフルーツはあまり食べないんです」ときた。
「さっきトマトは残したから、コレぐらい食べようよ」
すでにトマトは○○君のお腹におさまっていたので、取り返せない。
「トマトも残してフルーツも残すのってどうかなぁ~?」と言ってみた。
そしたら「もう、お腹がいっぱいなんです・・・」
うちの給食は、個別に量が調整されている。たしか5段階。
彼は「ちょっと多め」の量かな。
「お腹がいっぱい」というので、
「じゃぁ、給食の量が合ってないのかなぁ?減らしてもらう?」と言ってみた。
野菜も一口しか食べてない。ミニトマトも残す。フルーツも食べない。
すると「今日はお腹がいっぱいなんです」と強調。
でも、「いつもお腹いっぱいだからフルーツは食べない」とさっき言ってた!!
それを持ち出して、
「いつもお腹いっぱいでフルーツが食べられないってことは多すぎなんじゃない?」
彼の反論「いや、食べるときもあるんです!」
でも、普段あまり食べないってことだよねぇ・・・
アナタはこれだけ残してるのよ。それでもお腹いっぱいって多すぎじゃない?
もう一度言って、「やっぱり栄養士の先生に言って減らしてもらおうか・・・」
そしたら「これ以上減ったらお腹がすきすぎて持ちません」
「そうか、じゃぁアナタはこの量が自分に合ってると思ってるのよね?」
「ハイ」と答える彼。
「じゃぁ、お腹いっぱいっていうのはおかしいねぇ?」
ほら、1口ぐらいは入るんじゃない?1かけら切ってもらってさ?
そう言っても、絶対食べる気ないぞという顔。
「もしかして体調悪い?先生も調子悪いからたくさん取り分けたんだけどさ」
普通の食事を摂るのが難しい私は、一番少ない量にしてもらっていて、
それをさらに調整皿にとって減らしたりしている。
デザートもほとんど食べないし牛乳も飲まないし・・・あまり良くない例ですが。
そのあまり良くない例をあげて「体調悪い人は仕方がない」と言ったわけです。
そしたら「体調がよくないっていうか・・・だるいです」
ウソがつけないので、体調不良とは言いにくかったのか?(^^ゞ
とにかく彼は、必死でフルーツを回避しようとしていた。
絶対食べる気がないというのはもうわかっていたので、
今日のところはココで切り上げようと思った。
ただ、それを認めるのではなく、
「今日は体調も悪いみたいだから仕方ないね。明日は食べられるといいね」と一言。

彼がよく言うのは、「家でも僕はそうなんです」
「そっかー。でもココは学校だからね。おうちとは違うからねー」と返す私。
木曜日、私はどうしても給食は食べられないと思って別の先生に変わってもらった。
で、金曜日、再びバトルか・・・と思って行ったらなんと!
トマトをひとかけら食べようとしていた!!
「おぉー、すごいね!えらいじゃん!!」と声かけ。
そのせいか、特にバトルはなく、おしゃべりもはずむ。
まぁ・・・「ウッ」というカンジのパフォーマンスは何度かあった(苦笑)
トマトを食べると気分が悪くなることを表現!?とは思うけど、
ウソとは思わないけど、人前では失礼だよーってのをこれから教えていかないと。
で、食べている間に出てきたことが、
「こないだ僕がリクエストしたメニューが、家のと微妙に味付けが違った」ということ。
そりゃぁ、お母さんが作るのとはやっぱり違うよ、と言ったんだけど、
「だって、僕はレシピをちゃんと正確に教えたんですよ」
レシピが同じでも、作る人が変わると味も変わるってのがわからないらしい。
そして、お母さんの味が出てくると思っていた彼には期待はずれだったらしい。
「でもさ、調理員さんたちはお母さんの味を知らないんだよ?」と言う私に、
「でも、レシピはちゃんと教えたのに・・・微妙に変えてた・・・」
やっぱり納得がいかなかったらしい。
「△△君は、普段お母さんの作ったのを食べてたから味の違いに気づいたんだよね?
でも、調理員さんたちはお母さんのは食べてないから食べ比べできないじゃない。
だから、味が違うってことに気づいてないんじゃないかなぁ?」
そう言うと、「う~ん・・・」
納得いかないけど、そういうもんかぁ・・・っていう表情。
それにしても、お母さん愛されてるねぇ~。
お母さんの味と違うって気づいた息子の話を今度会ったら教えてあげないと。
きっとお母さん喜ぶよ~。
(・・・って、もうすでにお母さんに言ってる可能性は大w)

まずは、「家とそれ以外では違う」っていうことを学ばないといけないのかなぁ。
家は生活の基本になる部分だから、
それが基準になるってのは誰でも同じことだと思う。
でも、全部が基準と同じにはならないよ~っていうのはわかっておかないと。
TPOの判断って、大人の私も難しい。
でも、全部違うということ、妥協も必要だということをアタマに入れておかないと、
自分が苦しくなってしまうんじゃないかなぁ・・・
「こうあるべき!」と思う部分が強いから、
それが彼にとってけっこうストレスになってるのではないかと思う。
自分で自分のストレスを軽減する方法を学ばないとね。
・・・私に言われたくないとは思うが(笑)

それと、もうひとつ面白かったこと。
彼とバトルした日の給食は「ささみ揚げ」
私のお皿には2つ載っていたので、1つを調整皿に入れた。
それを見た彼は「えっ!先生、それはささみですよ」
彼にとって、ささみ=好物=おいしいもの
好物を残す⇒きっとこの人はそれがささみ(=好物)だって気づいてないんだ!
という図式が成り立ったようで・・・(憶測だけど)
一瞬、どういう意味で言われたのかわからなかったんだけど、
次の瞬間、「あぁ~」と思った。
でも、知らん顔をして「うん、知ってるよ」
「それ、ささみですよ」と言った彼は、
「先生に勘違いを教えてあげなくちゃ!」という表情をしていた。
自分が「コレを残す人がいるはずがない」と思っているものでも、
残す人はいるんだよ、ということを知って欲しいなぁ~と思って、あえて知らん顔。
私の反応に、彼は黙って考えていた。
それにしても、焦った顔していたなぁ・・・
そのメニューは、ささみのから揚げってカンジだったんだけど、
献立表に「ささみゆかり揚げ」と書いてあったので、
彼はから揚げが出てくるとは思わなかったらしい。
食べながらも、それがから揚げではないと思っていた様子。
「なんかコレ、うちのから揚げに似てる・・・」とポツリ。
「うん、ささみのから揚げだねぇ」と言ってみたけど、
やっぱり、から揚げだとは思ってないみたいで(献立表の言葉にとらわれてるから)
しばらくしてまた「やっぱりから揚げみたい・・・」
だから、から揚げなんだってば!!(笑)
おかしくてたまらなかったんだけど、「ウン、から揚げだね」と返した。
何度も何度も「やっぱりうちのから揚げみたい」と言うので、
そのうちめんどくさくなって放置したけど・・・(^^ゞ
それをうまく使ってマインドコントロールできないかしら。
献立表に「ささみ」って書いてトマトを出すとか(爆)

ちなみに金曜日、彼が私に言った一言は「先生、小食なんですか?」。
水曜日に「おいしいささみ」を残して、
金曜日にもおかずを半分(おかずだけじゃないけど)を残していた私。
で、金曜日はリクエストメニューで、2種類のおかずから事前に選んだもの。
それを残すのが彼としては非常に疑問だったらしい。
で、「小食」という結論に達したようだ。
「そういうわけじゃないけど、最近調子悪くてねぇ。食べるときは食べるよ」
そう答えた私に、
「じゃぁ、たくさん食べるときもあるんだ・・・」
うん、そう。

彼にはほかにもマイルールがある。
言葉の理解力は非常に高いので、
こまか~~~く説明すると納得できるんだけど、
自分が言いたいことがうまく伝わらないとイライラ。
「よくわからなかったから説明して」と言っても、
自分は相手にわかるような行動をしていると思ってるからイライラ。
あとは、「急に、黙って人の前に手を出したらびっくりするよ」と言ったら
「口に物が入っていたから」と言ったりもする(まだ入ってるときは口を指差す)
「言えない状況だったから仕方なかった」という言い分だけど、急ぎではない。
「じゃぁ、言えるようになってから、改めて声をかけて手を伸ばしてね」と言うと
どうもそれは納得いかない様子。
「思い立ったが吉日」的なところは私にもあるんだけど、それにも勝るものが・・・
ひとつひとつ、根気良く声かけをしないとなぁ・・・と思う。
注意されて、自分が納得いく説明を受けたことはきちんと守れる子なので。
そういう部分が良いところでもあり、そこで損していることもあり・・・
かなりおもしろいけどね。
でも、社会に出たら「おもしろい」では済まないんだよ~~~、と
自分自身も振り返りつつ、思う私。





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最終更新日  2006年06月04日 14時11分00秒
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 Re:思い出したこと(06/04)   のぐ さん
はじめまして。マイルールのある子と自分の息子達を重ねて読んでいました。
発達障害を持つうちの息子達も、野菜とフルーツはほとんど食べません。
彼らには味覚過敏があって、苦手なものを食べるのは本当に地獄の苦しみのようです。
好き嫌いのない私には彼らの味覚過敏は理解できないのですが、小学校の時食べるのが極端に遅かった私は、「残してはいけない主義」の担任の下、給食の時間は地獄の苦しみでした。
先生とのバトルの様子を読んでいて、マイルールのある子にとって、給食の時間が地獄の苦しみにならないといいなぁ~って他人事ながら心配になりました。
マイルールのある子は、たぶん広汎性発達障害の子ではないかと推測しますが…
食べ物の好き嫌いって、人生にそんなに大きな影響を及ぼすことは無いと思うのですが・・
それでもそんなにバトルしてまで食べさせなくてはならないのでしょうか?
楽しく迎えたい食事の時間、好きなものまでまずくなってしまいそうな気がしました。
養護学校の教育方針なのでしょうか? (2006年06月18日 02時49分05秒)

 書き込みありがとうございます。   まきまき0514 さん
のぐさん
>はじめまして。マイルールのある子と自分の息子達を重ねて読んでいました。

はじめまして。お返事が遅くなってしまってスミマセンm(__)m

この子は、はっきりと診断は出ていない(いわゆるグレーゾーン)のですが、
広汎性発達障害と思って良い、と言われています。
食事については、親御さんとの情報交換で、
アレルギーや好き嫌いの確認はとっており、
体質的にダメな子の場合は別のものに代えてはいます。
このお子さんの場合は、特にそのような連絡はなく、
おかわりをしたいものがあるときには、
苦手なものでも頑張って食べるということもあるので、
(出されたものを全部食べたらおかわりできるというルール)
こちらも「好き嫌い」としてとらえて指導しています。

ほかのお子さんで、
「一口は食べようね」の声かけを続けていたら、
「食べてみたら意外といけるものもあった」という、
食わず嫌い克服の報告を親御さんからいただいたこともあります。

そういったこともあったり、
下学年の子も頑張って食べていてその子だけに「残していいよ」と言えないこと、成長期であることや、いずれ社会に出ることも考えての指導なのですが・・・

ご指摘いただいた味覚過敏のこと、
改めて親御さんに伺ったほうがいいのかなぁとも思いました。

「家では食べない」が、
ご家庭での習慣的なものなのかも判断が難しいですよね・・・
トマトは「気持ち悪くなる」という表現をするのですが、
フルーツは「食べない」「お腹が一杯」という表現なのも、
どうとらえていいのかがわからないところです・・・

給食指導については、養護学校としてというよりも、
本校では力を入れている、と言った方が良いかもしれません。
特殊な事情があるご家庭が多いという特色もあると思います・・・

まとまらないお返事で、また遅くなってすみません・・・ (2006年06月20日 01時21分49秒)


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