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marcoの株式投資日記

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2005年07月24日
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カテゴリ:成長株投資
前回に引き続き、総括として、フィッシャーの原理で参考になりそうなところについて考えてみます。今回が最後になります。

参考になりそうなところは、「企業の「考える」業務プロセスに着目する考え方」と言いましたが、R&Dという業務プロセスがない業種の場合は、どのように将来の方向性を予想すればいいのでしょうか?

直感的に、2つのやり方があるのかと思いました。

1つは、その会社の中長期計画などで経営者がどの方向に向けて舵を取っていこうとするのか確認することです(これは、R&Dの会社にも当てはまる)。その会社のトップが考えていることの実現性を見極めて、実現性が高いと判断したら投資する方法です。トップが考えることが、実は、業務の最上流中の最上流だからです。
いたって当たり前なやり方で話としては目新しさがないのですが、懐疑心などから市場がその考え方を織り込んでいない可能性は常にあるので、もし彼らの計画の実現性が高いのであれば、王道ではあるかとおもいました。ただし、その実現性をどう判断するのかが肝にはなるかと思いますが。

もう1つは、企業の外部環境を分析することにより、その会社(業界)が抱えている課題や方向性などを分析することです。自社を囲むように、「顧客」、「代替技術・商品」、「競合他社」、「自社に商品を提供する業者」の状況を把握するのです。マイケル・ポーターという人が提唱した考え方で、よく実務で使われています。

自分の経験からいうと、B2B(企業向けの商品を提供するビジネス)の分野では、関係者がみんなハッピーになり、ビジネス上の制約をクリアしてくる条件を満たせば、その新しいビジネスが立ち上がる傾向にあります。
一方で、B2C(消費者向けの商品を提供するビジネス)の場合、むずかしいです。アンケートなどを利用して、「顧客」である消費者のニーズを探ることがありますが、実際に商品が開発される前の段階であり、イメージしにくいところもあり、ブレークするのかどうか判断するのはむずかしいです。しかも、「ブレークして売れているから買う」という消費者の心理もあり判断がむずかしいという感想を持っています。だから、確か昨年あたりに、NTTドコモの夏野氏が、「携帯電話は、(競争が激しくなり)一寸先は闇」という発言をテレビでしていたのですが、移ろいやすい消費者の心をつかむべく事業を行っている立場の人の発言として、自分はそのまま素直に受け止めました。

投資判断をするときも同じくこの分析を利用しているのですが、世の中の動きをいち早く捉えるために、複数の産業を横断するように広くとらえるやりかたでやるのはどうかと考えています。産業がそれぞれ関連して、さまざまな形態で発展していくわけですが、そこを簡単にうまく捉えるやり方はないのかをこれから考えていきたいなあと思っています。
少なくとも日本では、主に、エコノミスト(金融機関系のシンクタンク)、インダストリーのアナリスト(産業系のリサーチ会社など)、そして、企業のアナリスト(証券会社、VCなど)がいますが、そのインダストリーのリサーチはたこつぼ的に産業ごとに閉じている印象を自分は持っています。もっと、横断的に産業と産業との関連性を明らかにして、そして産業の中の変化に対応する会社に対して投資していく手法はどうかと思っています。
もちろん、まじめにやったら工数が莫大にかかるし、あっという間に情報が陳腐化する可能性があるので、超「理想」なのですが、そこを現実的にうまくやって利益を得る手法はないのか、日々頭に留めておきたいと思います。

1ヶ月にわたってとりとめもなく書いてきましたが、お読みいただいてありがとうございました。フィッシャーの投資判断プロセスを眺めて何か明確な答えがでたわけではありませんが、いろいろな考えるヒントがあったので、実践しながら使えるやり方を模索していきたいと思っています。

また気が向いたら、考えるヒントを求めて、成長株投資(あるいは、新興市場への投資)で名をあげた人の投資判断プロセスを見ていきたいと思います。

皆さんが相場の神に愛されますように!





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最終更新日  2005年07月24日 08時55分16秒
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