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備忘録として、メモを。
IPOして間もないベンチャー企業には、ざっくりしたPLとBSの情報以外に、詳細な過去の記録はないことが多いと思います。 詳細な過去の情報というのは、四半期ごとの業績などです。 そうなると、頼るべきなのは、結局その社長への信頼感と、その会社が属している業界の動向ということになります。 バリュエーションが大きくぶれやすいのは、IPOの直後の企業なんかは、四半期ごとの業績がわからないため、コンセンサスが固まりにくい側面があるからかもしれませんね。 しかし、上場後は、そのトラックレコードが溜まってきます。どんな会社計画を出して、それが達成できたのかどうか。どのように、株式市場の参加者に向かい合ってきたのか。数字の出し方の癖まで、記録として市場関係者の頭に入っていきます。 そうすると、バリュエーションのボラティリティがそれなりのレベルに収束するように思われます(といっても、サプライズがある場合もありますが)。 そう考えると、株式市場の評価を表すバリュエーションとは、「その企業の過去」を踏まえた上で「将来性」などに対する評価と言い換えることができるかもしれません。 過去はやっぱり大切なんですね。消すことはできないし、その人間やその企業の振る舞いがそのまま現れてくるからです。 以前、オリックスの宮内社長が、新聞の記事で、上場した後、外人投資家は過去のことを全て覚えていて、しんどいといったことを思い出します。 それだけ、時間が経過するにつれて「過去」になる「現在」においても、悪いことはできませんね(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月19日 23時35分29秒
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