Fascination ―魅惑のワルツ―
1904年に、イタリア系のフェルモ・ダンテ・マルケッティが作曲したワルツの名曲。「ヴァルス・ツィガース(ジプシーのワルツ)」とも言われ、パリのカフェのオーケストラの為に作られた曲だったが、後にモーリス・ド・フェラウディがフランス語詞を書き、シャンソンとして歌われた。1954年にディック・マニングが英語詞を書き、ゲイリー・クーパーとオードリー・ヘプバーン、モーリス・シュバリエが主演した「昼下りの情事」の主題歌に用いられヒットした。ジェイン・モーガンが歌ったレコードがミリオン・セラーとなり、一躍世界に知られるようになった。――それはただの魅惑だった。 わずかに見えたかと思うと、既に消え去ってゆく短いロマンス。 月の光のもと、ひとりたたずむあなた。 私はあなたの手に触れ、口づけを交わした。 魅惑は、いつの間にか恋に変わったのだ――ジェイン・モーガン、ジュリー・ロンドンはじめ、オーケストラの演奏もムードミュージックとして数多い。映画「昼下りの情事」をスクリーンで観て、若き日のオードリーのチャーミングな姿に魅了された私。”アリアーヌ”という役名で、チェロを弾く、映画の中のヘプバーン。ゲイリー・クーパーも渋い紳士でしたよ~♪Live Spot Swing MARI