旧型国電:首都圏を走ったクモニ13
旧型国電:首都圏を走ったクモニ13その昔、首都圏の夕刊輸送と言えば鉄道輸送かな?という印象があります。総武線で最後まで残った新聞輸送とは異なり、おそらくはキヨスクで販売するものに限定されていたと思います。この輸送の立役者だったのがクモニ13。物心ついた頃に走っていた地元の茶色の旧型国電は昭和40年代半ばになくなってしまいましたが、この17m戦前型のクモニ13はその後も運転されて異彩を放っていました。ただ、14時台を走っていたと言うことから目撃はするものの、写真はあまり撮っていませんでしたね。当時としては当たり前過ぎた光景だったと言うことだったと思います。昭和52年頃 西川口~蕨間にて 夕刊輸送の荷物電車大変画像が悪い写真で申し訳ないのですが、私が一眼レフを買った初期の頃に撮ったものではないかと思われます。番号も字が滲んでしまって良く読み取れませんが、京浜東北線でよく見られた元34系のクモハ12から改造されたタイプで、鉄道コレクションのプロトタイプとなったものです。真夏に撮ったものなのでしょうか、殆どの窓は全開となっており、如何にも暑そうな感じです。京浜東北線にも冷房車が導入され始めた頃で、14時前後に設定されていたこのスジからすると、運転手、荷扱い手からしても一番過酷な運用だったのではないでしょうか。昭和51年 蕨~西川口間にて大井工場への配給列車です。先頭から、クモニ13+クモル23+クハ76+クモヤ90です。クハ76は間違いなく新前橋区の車両でしょうが、クモル23とクモニ13は品川電車区でしょうか。2つの運用・用途はまったく別物ですが、新聞輸送は京浜東北線以外でも実施されていることから、品川電車区(大井工場含む?)に集約され、共通で使用されていたのではないかと思われます。いつまで運転されていたのか、どのような運用になっていたのか、詳細な資料がないのが残念です。旧型国電 飯田線:クモニ13026