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2005年01月01日
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 新しい年の幕開け―青年党員から「初詣の賽銭は9条になぞって90円入れました」とのメール。

 新しい年の幕開けは、山田洋次監督とともに―そんな思いをこめて、映画評論家・吉村英夫氏の著書『山田洋次×藤沢周平』(大月書店)を読みました。

 購入したDVD「たそがれ清兵衛」に、日本語字幕があることに最近気づきました。字幕を見ながらの鑑賞で、さらに「たそがれ清兵衛」の奥の深さに脱帽です。

 この『山田洋次×藤沢周平』は、黒澤明論、日本映画史論、世界の映画にまで立ち入っての論立てで、実に興味深い。
・「山田は藤沢の小説を得ることで人間の心の闇をも描いてみせた。(中略)この冒険は現代劇では不可能だったろう。二本の時代劇が傑作になりえたのは、山田が人間のどろどろした暗闇の世界にまで迫ったからであり、あふれる善意の物語から、どん欲に人間の表と裏、建前と本音を描こうとしたからであろう。その上でなおかつ山田は希望を語り、人と人との絆の確かさを表明し、人間存在への愛を描いた。
 山田が脱皮できたのは藤沢の原作を得たからである。(中略)山田は『男はつらいよ』に出会ったとき新しい鉱脈を見つけたが、藤沢との出会いは、匹敵する第二の鉱脈発見であると言えよう。」
・「山田映画の言葉にできない品格は、氏が映画史や芸術の歴史の全体から謙虚に、しかもむさぼるように感じ取ってくる感性と、それを支える知性から生まれるのではないだろうか。」

 私にとっての山田洋次監督は、公私にわたっていまだ汲みつくせない「鉱脈」ではないのか、と思うようになりました。監督の生き方や姿勢にから学ぶことはまだまだ無尽蔵です。





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最終更新日  2005年01月03日 23時55分10秒
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