2017年の安房小湊 その4
この一風変わった外観のお店、小湊と天津の間にある軽食屋さん『北斗星』です。鉄道好きな方なら、お分かりになると思いますが、このペインティングは『特急わかしお』です。今じゃすっかりあか抜けた外観になってしまいましたが、昔はこれが外房線と内房線を走り千葉と東京をつなげていたのです。このお店は、以前にネットで調べた時に出てきて、以来ずっと気になっていたのでした。安房小湊の駅から歩いていくと、結構距離があるので、なかなか足が伸びませんでしたが今回の帰省は時間的にも余裕があるので、寄ってみることにしたのです。店内はこんな感じ。いろいろスゴイでしょ。中途半端な時間だったこともあって、お客は僕一人だったので店主の方と色々とお話をしました。このお店は開店して今年で6年目だそうです。店主の鉄道好きが高じて、店内はこんな世界観になっております。県外からもマニアが訪れることがあるそうで、この日も僕が来る前に鉄成分の高い、お客さんがきていたそうな。僕がいただいたのは、看板メニューの『たこ焼き(ハーフ&ハーフ)400円』ですが、他にも、さざえカレーとか、ラーメンとか、ハンバーグとか、ショウガ焼きとかフライドポテトとか、色々あります。注文してから店主が小さな厨房で一生懸命作ってくれます。このお店はFacebookもあるんですが、鉄道という世界観を大事にし、徹底しています。通常営業 ⇒ 通常運転来店 ⇒ 乗車営業時間の遅れ ⇒ 遅延こちらはFacebookに実際に載せていた文章。↓「さざえカレー復活運転のお知らせ さざえ不良のため、長期運休していましたが、この度、確定臨時扱いで運転いたします。 数に限りがありますので、早めの乗車をお願いします」こういう感覚、こだわりって素晴らしいですよね。今までの小湊にはなかったタイプのお店で、今後もぜひ頑張ってお店を続けていって欲しいと思います!ちなみに現在、店舗拡張工事中(車両を増やすって表現するのかな?)で、それが完了すれば、あと15席ほど増えるそうです。駐車場も完備するそうで、今よりもっと乗車しやすくなると思います。よくよくメニューをみたら、カラオケも1曲50円で歌えるらしい…こういうお店が小湊エリアにあるのは、素直に嬉しいです。なにせ田舎のことですから、色々と外野の声もあったと思うんですけど、自分のやりたいことを貫いてらっしゃる、その姿勢が「いいなあ」と思いました。ケータリングにも対応してくださるそうなので、地元の各種団体の皆さん、イベントの際には、ぜひお弁当を注文してあげて下さい!この日も「明日は消防団のお弁当注文が20個入って…」と嬉しそうでした。※確か3日前までに注文して欲しいとおっしゃっていたと思います。とんねる水族館を抜けて、出会った“動かない『北斗星』”小湊にやってきて、ようやく明るい気持ちになれました。 つづく