テーマ:トイプードル大好き(6528)
カテゴリ:日々の活動
宮崎市保健所に譲渡会で配るパンフレットなどを頂きに行ったついでに 職員さんの許可を頂いて、1階の犬舎を覗いてみました。 ここは、飼主が持込んだ犬猫や、市保健所が保護した犬が 動物管理所に送られる前に半日~1日置かれている場所です。 ケージの中には「不用犬」と書かれたプードルが入っていました。 「不用犬」とは飼主から持ち込まれた犬のことで、 宮崎県・宮崎市の場合、持ち込み犬は譲渡対象にならず 管理所で私達の目に触れることなく即日又は翌日に殺処分となります。 ですから、このプードルも明日の朝には殺処分となる運命です。 この「不用犬」と言う表現には、気持ちが悪くなるほど腹がたちます。 こんな札を同じ命あるものに付ける権利が人間にあるのでしょうか? それなら、犬を持込んだ飼主にも「二度と犬を飼いません」とか付けてほしいもんです。
そして、このプードルは後足を怪我しています。 骨折でしょうか・・・ギブスをはめていました。 怪我をしたので「もういらない」と持込まれたのでしょうか・・・?
隣のケージにはヨークシャテリアが 迷子で保護され「抑留犬」として入っていました。 この仔は毛も艶々で可愛らしい仔なので、飼主さんが必ずいると思います。 遺失物法が変わり、命の期限は約一週間です。 飼主さん、必ずここにたどり着いてください。問い合わせは宮崎市保健所です。
4階に上り、職員さんにプードルの経緯や怪我の様子を尋ねてみましたら 卒倒しそうな回答が返ってきました。
このプードルは、12月25日に高岡町で事故に遭い迷子で保護されましたが 年が明けても飼主からの届出がなく殺処分となる運命でした。 それを聞いた、保護した方が「可哀想」・・・ 「自分では飼えないので、友達が飼います」と 友達を連れて、1月4日に宮崎市保健所に引取りに来たそうです。 プードルは動物病院で骨折と診断され、 応急処置でギブス(テーピングのようなもの)をはめていました。 職員さんが引取に来た方に、ポッキリと折れた骨折の状態、治療について、 治療費が掛かる事についてなどを説明しましたが、 このやり取りの間、友達は無理やり押し付けられたと言う表情で 他の職員さん達も「大丈夫かな~」と気掛かりだったそうです。 しかも、アパート住まいの男性・・・ペット可だったのでしょうか・・・。
案の定、職員さんが心配したとおり この男性は、今日になって「治療費がなく飼えません」と市保健所に持込んだそうです。 心優しく断り切れなかったのでしょうが、あまりに無責任な行動です。
以前、私の大好きなan太郎さんのブログに、 「犬や猫を不幸にするのは『中途半端な動物好き』だそうですよ。」と書いてありましたが 「中途半端な可哀想・・・」も、手を出すべきではないのです。
保健所も保健所です・・・。 積極的に譲渡はどんどんしてほしいですが、 これは行政の行う適正譲渡と言えるでしょうか? この仔は、骨折したまま、1ヶ月も痛みを我慢しながら放置されていたのです。 獣医師の職員さんの説明では、 足は後遺症が残るか、最悪切断になるかもしれないとのことでした。 既に夕方5時をとうに過ぎていたので受付窓口で迷っている間もなく 私達が引き取るか、「1日考えさせてください」と朝一番の殺処分を待ってもらい エレベーターで1階まで降りたのですが、 一緒に行った会員さんの 「1ヶ月も痛いまま放置されて、殺処分は酷すぎる」の一言で そのまま、犬舎に車を付けて、上に「引き取ります」と電話してしまいました。 そのまま、病院に走りましたが動物病院も閉まる時間・・・ 先生に電話を入れて待っていて頂きましたが 事情を説明すると「酷い話だな~」と嘆いていらっしゃいました。 骨折した足は、既に変形してくっついているか 壊死していて切断になるかのどちらかとの説明でした。 治療は明日以降になるそうなので、またご報告します。
ひまわり基金に寄付頂いてる皆さん、すみません。 犬を1頭引き出すには、検査や不妊手術で平均2~3万円必要で、 10万円あると、3~4頭もの仔達をレスキューできます。 でも、この仔はひとりでたくさん医療費を使ってしまうかもしれません。 足りない分は私や会員でどうにかしますので、この仔をきちんと治療させてください。 保護された当時はきれいに毛並みだったそうなので、 飼主さんが探しているかもしれません。 今は毛玉でゴワゴワですが・・・。 保護されたのは高岡町です、元の飼主さんを探しています。 治療が済む、1~2週間後の一時預かりさんも募集しています。 どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.25 00:48:33
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