LEIBSTANDARTE MITUKI HAYASE

今年の大河ドラマ「光る君へ」、３話まで見たけれど意外と面白い・・・？
もともと大河は「真田丸」と「直虎」以来なんですけれど、見なくなった理由の一つが今のＮＨＫというか日本で合戦ものは低予算で見るべくもないなと思ったからなんですよね。
なので合戦シーンがなくて宮中描写メインの今年の大河は少し楽しみでした。
それと、戦国の有名武将とかはもう固定イメージが付いてしまっていて、昨年の家康みたいなのは最初から見る気が失せていたんですよねぇ。
それに対して紫式部も道長も名前こそ有名ですけれど、具体的にどういう人だったかと思うとよく知らないなと・・・逆にドラマであれこれ盛り込んでも違和感ないなと。
この時代の人で個人的にイメージが強いのは清少納言で、それも私は『枕草子』が好きだったり、その原典が子供の頃にＮＨＫでやっていた「まんがで読む古典」だったりするのですけれど、あれから数十年経ってようやくその対極に位置するような紫式部にも興味が湧いたのが今回の大河ドラマでした。


という訳で、放映直前に書店で紫式部を特集した雑誌を買って読んでみたりしました。
それに『源氏物語』の大まかなあらすじが載っていたのでこの機会にと良さそうな現代語訳版を購入して読む事にしました。
実は『枕草子』は何度も読んでいるけれど『源氏物語』は未読だったりしたのですよね。
ドラマと並行して読んでいた『源氏物語』のお陰でなんとなくこの時代の貴族の生活の様子や官職についても下準備できたりして、「光る君へ」を見る助けになったのは良かったですね。
ただこの文庫版『源氏物語』、３巻まで読んで続きを買おうと思ったら次は来月まで待たないと無いみたい・・・全８巻だったのでてっきり既に発売されているものだと勘違いしていました。
今後も毎月１冊づつ夏まで刊行らしいので、以後はゆっくりと読む事にして、折角久々に火の付いた平安マイブーム。
この機会に興味が出た物に手を出そうと今度は『御堂関白日記』の初心者向けのを買ってみました。
これが読めたら『紫式部日記」とか『小右記』とかにもチャレンジしてみようかしら？

ドラマの方、ドロドロの宮廷陰謀劇と少女漫画みたいなまひろのシーンが交錯して面白いですね。
道兼がどう悲惨な終わりを迎えてくれるかも楽しみかな。
そんな愛憎劇が多々ありそうな中で『小右記』を書いた藤原実資を演じるロバート秋山の存在感が、内容に一石を投じている様に見えて良いなと思いました。
この人、出てくる登場人物の中では比較的忠臣でいい人なんですよねぇ・・・史実では、ですが。