テーマ:ペットの死(565)
カテゴリ:ベンのこと【随時追加】
![]() 去年の今日、真夜中零時すぎに、愛犬ベンが亡くなりました。 3月31日の夜に容態が急変し、夜間だったけれどずっと看てくれていた病院に すぐ車でつれていったけれど、日が変わってすぐ、息を引き取りました。 日本初の難病にかかっていたベン。 その発見まで、生死の境を長い間さまよっていましたが、たとえ瞬きすらできない ほど筋肉がなくなっても、生きる希望を捨てなかったベン。 痩せほそろえて、筋肉がなくなって、顔もまるでぺちゃんこになってしまい、 黒目を支える筋肉が衰えて白目になり、姿形が全く変わってしまっていたけれど、 またがんばって食べてくれるようになり、体重も元に戻ったベン。 (自力で食べてくれるまでは、チューブから栄養をやっていました。) 驚異的な生命力で病気発見までがんばり抜き、そして、投薬治療でぐんぐんよく なっていき、それでも立てるようになるかは分からないといわれてたのに、最終的 に走れるようにまで回復したベン。 このことは学会でも発表されました。 そして、それから2年ほどがんばってくれました。 11歳になり、心臓発作に見舞われるようになりました。 結局、一年前に、その発作で、先生いわく、本人は苦しみをそう感じることなく なくなりました。 とても重く、難しい病気になり、何度となく安楽死を宣告されていたけれど、 毎回驚異的な生命力で乗り切り、奇跡の犬と呼ばれていました。 主治医の先生には、「僕の認識を根本から変えてくれた、すばらしい子でした」と 言っていただきました。 不可能を可能にしたベン。 どこまで困難な状況になろうとも決して明るい気持ちを忘れず、生きぬいたベンを 私は誇りに思います。 私が悲しんだらベンも悲しむ。 そう思って日々生活してきましたが、でも、やっぱりベンの命日が近づいてくると、 記念日反応というのでしょうか、実のところ、最近毎晩寝る前のほっと気が緩んだ 時間に、ベンのことを思い出し、泣いていました。 ここのところの不眠の原因です。 気を紛らわせるために、いろんなことしました。 いつもなら、そのうちうとうとしてくるんだけれど、ずっとずっと最後にはベンの 顔が脳裏によぎり、悲しくて仕方なかった。 ペットロスは覚悟してたけれど、やっぱり1年では、なかなか抜け出すことは難しい ようです。 でもベンは虹の橋で待っててくれるって思ってる。 もしくは、また生まれ変わって再会できるって信じてる。 悲しむことはベンの望むところではないけれど、でもこうやって吐き出すことは、 ペットロスのときにはいいことだとどこかで読んだので書きました。 今病と闘っている動物を生活しているみなさんも、どうか最後まであきらめないで ほしい。 生命力というものは、すごい。 愛されていれば愛されているほど、その威力を発揮する。 動物病院の先生もそう言っておられました。 愛されていない子は、「病気が治っても、だからどうなの?」って思っちゃうみたい です。 だから、生きようとする力が弱い、と。 動物だけに限らず、自分が大切だと思う人々を「愛する」こと。 ギブアンドテイクではなく、愛すること。 それが一番大切なことかもしれないと思います。 ベン、もう少し悲しんじゃうかもしれないけれど、絶対立ち直るからね。 早く会いたいよ。 *画像は、病気から生還した後のベンです。 毛がだいぶ抜けていたため、Tシャツを着せてました。 これも全部生え揃って、ふかふかに戻りました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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