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こんにちは
皆様いかがお過ごしでしょうか。 実は、以前から禅の思想や言葉を勉強するようになって まして(勉強というほどたいそうなものじゃないけど)、 ここで、今の私が感銘を受けている言葉を2つだけ 書き記しておこうと思い、ブログをアップしてます。 まあ、覚書ですねw 回光返照 ---臨済録より--- 自分の中には、すべてのものがある。 光を自分にめぐらし、照らし返して、自分の中にある 光をとらえよ。 いたずらに外に何かを求めることをやめて、自分自身に 取って返して、自分というものの本来の姿を学ぶことの 大切さを表しています。 まさに、私に足りていないところだ・・・ それから、頭ではわかっていることなんだけど、あえて この言葉も。 妄想すること莫れ ---景徳伝灯録--- 心に生じる虚妄の想念にとらわれるな。 さまざまな妄想は心を縛り付けるので、それを解き放て。 過ぎ去った昔の嫌な思い出や、まだ来ぬ未来のことを、あれこれ 気に病むことほど、精神衛生上悪いことはありません。 私はすぐ、「あの時はああだったなー、またそうなったらどう しよう」と、クヨクヨ考えるタイプなので、日々平常心で 過ごせるよう、思考の悪循環に嵌った時に、その思考を切り 替える勇気を持つよう、心がけています。 少しは成果が出てきたかな・・・? ほんの少しだけど(^^;) 私が今日読み終わったのは、これ。 上で紹介した言葉も、この本で取り上げられています。 禅のことば それでは、最近あまり書いてなかった、ブックレビューでも。 他で私が書いたものを転載しているので、若干文章が堅い ですwww 三冊目は、映画化もされた、直木賞受賞作だけれど、好みは 分かれるだろうなあ・・・万人ウケは絶対しないと思うw ・・というか、活字離れが進む現在においては、2冊目以外は、 マニアックといえばマニアックかも。 この2冊目も、波に乗るまでは時間のかかる小説ですが。 リンさんの小さな子 こんなに研ぎ澄まされた文体で、泣きたくなるような優しさと せつなさを感じたことは、ここ最近無かった気がする。 人間の温かみを実感できる、とても大切な、宝物のような物語。 その一方で、直接的ではないが、戦争の引き起こす悲劇も伝える ことに成功している。 友情と共感が一杯の、奇跡の物語―その帯通りの内容だ。 私という運命について 人を愛すること、愛されること、そして生きること、死にゆく ことを、静謐な文章で描ききった名作。 読了後、生きるていることの愛おしさと切なさが襲ってきて、 涙を抑えることが出来なかった。 感受性の高まっている時期だっただけに、想像以上の感情の 揺さぶりを覚えた。 女性におすすめしたい作品だ。 赤目四十八瀧心中未遂 重厚な小説が読みたくなって、手に取った作品。 読み始めた途端、その世界観に圧倒された。 虚無の風-。 この小説に吹き荒んでいるのは、まさにこの風だと感じる。 どうにもならない絶望感、それでも死ぬことなく生きることを 選択し、自らを貶めて日々を送る主人公。 そうせざるを得ない「何か」が、この世の中に存在することを、 著者自身痛感していたからこそ書けたのだろう。 私も1~2年前まで、確かにこの小説の世界に居た、この小説 の世界の住人だった。 物理的にという意味ではない。 精神的な部分でいまだ共鳴する部分があり、油断すれば悪酔い してしまうところだった。 既視感があるのは、ごく親しかった人間が、まさにこの世界で 生きていたからだと思う。 彼を通す形でこの作品を味わった所も大きかったので、一層の 迫力を持って、この独特の異形ともいえる世界が私に迫って きた点は否めない。 泥沼の中で呼吸するような息苦しさを覚える作品だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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