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とあることがきっかけで、小飼弾さんとtwitter上で、やりとりさせていただいています。
小飼弾さんはIT業界の有名人であり、有名書評ブロガーでもあります。 月間PVが100万だというのですから、ものすごいですね。 twitter上で私が呼びかけていた#twnovelという140字の小説のコーナーを 小飼さんが気に入ってくださり、何度か投稿していただいています。 そのご縁もあったのですが・・・ なんとこのたびその小飼さんが、拙著「Twitter小説集 140字の物語」の書評を書いてくださったのです(≧∇≦)! 先日読んだ勝間和代さんの本「目立つ力」にも小飼さんのブログがどれだけ影響力があるかということが書かれていただけに、あまりの光栄さに目が眩む思いです。 で、実は私は小飼さんの最新刊「空気を読むな、本を読め。」を私は小飼さんが「140字の物語」を入手されるより前に購入していたのに、レビューが遅れたことを恥じ入っております。申し訳ございません。 空気を読むな、本を読め。 息子がこの本を「おもしろいおもしろい」と読みいっていたこともありレビューが遅れてしまって申し訳なく思っています。息子もプログラミングが好きなので小飼さんのお言葉が合うのかもしれない、と思っていたのですが。 本日読了して、正直、落涙しかけました。 息子がこの本の何を読んでいたのかと思うと……。 小飼さんの詳しい来歴を私はよく知らなかったのですが、 お父様が厳しい行動をとられることがあり、そして中学時代に不登校を選び、大学検定を取られたかただったのです。 あえて一言で書きますと、 息子も父親に暴力的な言動をふるわれた過去を持ち (離婚したので今はもう同居していません)、 そしてブログには書いていませんでしたが、 実は、今、学校に行くのをためらうようになってきているのです。 その大きな原因のひとつは、担任の言葉を借りれば、 担任が息子に対し「懲戒権を駆使し、懲戒を与え続けた」ことにあります。 (担任の行為が懲戒権の範疇に当たるか否かの問題についてはここでは避けますが、この世には教師による生徒への懲戒権というものが存在していることは確かです) つまり息子は学校に行くか行かないかという、 ほとんどの子どもにとっては「そんなの行くのが当たり前」であることについて とても考えこんでいて、普段読まないような哲学の本を読んでいることもあります。 この本には、学校に行かない人生を選んだ小飼さんが、 本によってどれだけの知を得て、人生の喜びを知ったかということが、 書かれています。 作家と名乗らせていただいている私が読んでも、本当に素晴らしい本でした。 これだけ「読書離れ」「出版不況」と言われ、本以外にもwebのブログなどの読み物が大量にある現代で、なぜ読書が必要かを、ここまで明確に、しかもわかりやすく論破している本はあまりないでしょう。 例えば、読書がいいのは「効率がいいからだ」と小飼さんは述べていました。 ブログが本になるとき、大抵は文章が長いので、縮めて要約したり面白いところを抜き出してきたりして作るかと思うのです。つまり本というのは情報を受け止めやすく加工してくれているので、ウェブを読むよりもずっとわかりやすく読みやすくなっている、ということなのです。これには膝をうちました。 また読書したことをどう自分の力としていくのか、ということについても、わかりやすく具体的な行動例などを示して教えてくださっています。 空気を読むな、本を読め。 私も読書はたくさんしてきましたが、 本には偶然の出会いや、偶然の啓示があると思っています。 自分がとても必要をしていた情報が、たまたま読んだ本に書かれていることがあります。まるで天からのメッセージが降りてきたかのように。 息子が、母親が購入したこの本をふと目にとめて読み始めたら、 自分と近い経歴を持っているかたが出ていて、そしてとても楽しそうに、 読書の楽しさを示していたのです。 どれだけ今の息子に励みになる本になっただろうかと思うと、 やはり母親ですから落涙しかけてしまいます。 この本は、息子にとって読書指南はもちろんのこと、人生指南にもなったのです。思いがけない励ましをいただけたことを感謝したいと思います。 そして母親の私にも、大きな支えをいただけました。 小飼さん、ありがとうございました。 小飼さんの書評ブログはこちら。 私のtwitterはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月01日 13時15分03秒
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