たおやかな松島こうれんは、紅蓮屋心月庵さんのお菓子です。紅蓮屋心月庵さんは、鎌倉後期1327年の創業。今もJR仙石線松島海岸駅から歩いて3分ほどのところに、風情あるお店を構えておられます。製法は、一子相伝により代々受け継がれてきたとのこと。由来は、紅蓮屋心月庵さんのHPでご覧になってくださいませ。
さて民俗研究家亀井千歩子氏の『47都道府県和菓子郷土菓子百科』(H28.1.25丸善出版)によると、餅種生地の煎餅を「こうれん」と呼ぶ地方は、秋田や山形、北海道の檜山地方だそうです。亀井氏の本には、松島こうれん由来の地である秋田県象潟地方の例が掲載されています。
松島こうれんの淡い甘みとほのかな塩味、そしてパリっとしながらもふわっと儚い口どけが、お煎餅の概念を変えてくれるかもしれません。松島観光の際には、ぜひお土産に♪
ちなみに、私はほうじ茶と一緒に楽しんでいます。
2017.2.28微修正
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47都道府県・和菓子/郷土菓子百科 [ 亀井千歩子 ]