オジサンの独り言（生活・酒・ダイエット等の話）

　先週の７月７日の土曜日、午後からのＮＨＫ「ドスタ」（土曜スタジオパーク）番組で、千葉真一が出演していた。彼は、ＮＨＫ大河ドラマは初出演で相当力を入れて演じたようで、大河ドラマの「風林火山」で武田晴信の参謀役の武将、板垣役の収録を終えて、役柄の苦労話や出演者に関する逸話を話し、父親代わりとして晴信を愛した板垣信方と同じように、市川亀治郎に「若」として接したことを話していました。その後、晴信役の市川亀次郎のコメントなどを交えるなか、実の親のように思いを入れて演じた、などと話す中で、何度も涙をぬぐったりして、すごく感傷的になっているなあ、と思っていたら、番組終盤に、「今後のご活躍を」と振られたところで、突然に、このドラマ出演ですっかり燃え尽きたと語り、「私事で申し訳ない」と何度も断りながら、「千葉真一は板垣の死と伴に葬ることにした」発言し、「今年一杯で千葉真一はなくなり、来年からは新しく生まれ変わる」と宣言しました。「俳優としてやっていくのは、もう燃え尽きた。この板垣役で精一杯やった。思い残すことはない。」などといった後で、「役者はやめて、来年は、全く別のことをやりたい。」と発言。（千葉さんの発言内容は、テレビを視聴しながら、私も感傷的になりながら聞いていたので、正確ではありません。私が、そのとき聞き取った範囲の、私の記憶の範囲でありますので、ご了承願います。）
　このＮＨＫ番組では、予定のない発言であったようで、進行役の小野文恵アナウンサーもあわてて取り乱し必死に立て直す努力をしている様子でしたが、驚いて、「引退宣言ですか。」と振ると、引退宣言の振りには答えず、「役者はいったんやめて、来年は新しいことにチャレンジする。楽しみにしておいてください。」といった。
　「具体的には今、お話いただけないのですか。」の再度の問いにも、「いやいや」と遮って。「来年を楽しみにしてください。」といった。
　その後、番組の中にも、予想外の緊張感が走っていたが、進行上それ以上の問いは無く、会場の人やメールやファックスの視聴者の激励の声などの紹介をしていた。
　生放送なので、激励の声はほとんど、「今後もがんばってください。という内容であったが、すごく違和感があった。
　千葉真一は、キイハンターのころからのファンで、その後の柳生十兵衛や影の軍団などで楽しんだが、最近は、アメリカでの活躍が多く、国内での活躍が少なくなっていたと思う。
　アクションスターとしての意地から、アクションに拘っていたが、体力の衰えは隠せないため、無理せずに、今後は、渋い役を期待していた。
　「新しい事業」の内容は不明であるが、今後に期待したい。