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カテゴリ:トルコの手工芸
民俗衣装を探すと、女性用は見ることがあるだろうけど、博物館以外では男性用の衣装というのは滅多にお目にかかれない。
女性用は花嫁衣装や特別な日に着るものがあり、それらは長持ちに保管される可能性が高いからである。 男性用となると実際に着古す場合が多いので、廃棄されて終わりになるのである。 画像はエフェの衣装である。 エフェの衣装はまず見ない、手に入らない。 私もこれが2着目で、たぶん今後は入手不可だと思っている。 エフェとはアイドゥン-イズミール-キュタフュヤにいた私設軍人で、この衣装はエフェのみが着られる特別な制服であり、また普段の生活着でもあった。 エフェというと「エフェオヤ」というやはりエフェのみが頭につけられるイーネオヤがある。 エフェオヤの下はこんな感じであったのである。 短パンが特徴で、胴周りは3mほどある。 それをウチュクル(布ベルト)で絞りこみ、履くのである。 短パンだから足元はウールの長靴下。 またこの靴下がいろいろあって面白いわけであるが・・・・。 20世紀初頭(1910~1920年)のもの。 刺繍部分はシルク糸によるカイタ・テクニック。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月28日 07時58分44秒
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