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mik.hamaのいい加減にします

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2023.11.25
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以前、30年ほど前にハインツ・キルフィット製の、
ニコン用キラー150mmf3.5を購入した時に付属していた、
ミラーボックス用のレンズを一眼レフに取り付けるための、
”Delux”アダプターを取り上げた。

これがライカLマウントのシステムなので、
ひょっとしたらと思い当時から一番安かった、
ビゾ用のテリート200mmなんぞも手に入れたりしていた事を書いた。

結局は純正のキラーと違い、
テリートは無限遠で10mソコソコにしかピントが合わなかったけど、
それらをポートレート撮影に持ち出して遊んでいたのが懐かしい。

キルフィット・キラー150mmは風景にも持ち出したけど、
軽量で写りの良いレンズという印象は残っているものの、
殆ど使わなかったのは135mmが好きだったからだ。

秋になって大分涼しくなったお蔭で、
久しぶりにキラー150mmを連れ出してみたくなった。


キルフィット・キラー150mmf3.5の作例(全て銀塩写真)

曇天の薄暗い天気の中で田んぼを見守る八ヶ岳連峰の阿弥陀岳。


田んぼの向こうには諏訪富士と呼ばれる、
たおやかな山容の蓼科山が頭を覗かせている。


田畑が続く丘陵地帯の南側には甲斐駒山系が見える。
この左手の東側にはお馴染みの八ヶ岳が控えている。


秋の日差しの中を無数のトンボが群れている。


八ヶ岳の阿弥陀岳が見下ろす田んぼの脇の小さな花壇。


案山子の背後では焚火が焚かれているけど大概は湿気ているので煙が凄い。


背後のナスとインゲンを二人の案山子が見守っている畑。


久しぶりに引っ張り出した軽量なキラー150mmは、
相変わらずブラパチ写真には有効だ。

レンズ先端のAPO風の3原色リングは色収差の補正も表しているのか、
上がって来た写真を見てもキルフィット独自の品質管理のお蔭もあって何の文句も無い。

独自のマクロと共に映画界でも評価されたキルフィットは、
サードパーティーの中でも特に望遠系のレンズに力を入れていたけど、
改めて当時のプロが納得するコスパの高さを確認する事が出来る。


改めてキラー150mmとテリート200mmの3本を並べてみると、
長さは殆ど変わらないけど右側のキラーは鏡胴の太さが目立つ。

キラーの2本のゴムのローレットは先端側が絞りでその下がピント。
手にしっくりと馴染む人間工学に基づいた操作性も抜群なレンズだ。





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最終更新日  2023.11.25 19:30:11
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