みまきんぐの不思議
みまきんぐと名乗り始めたのは96年。学籍番号が94-96(94年入学の名前順96番目)で、年ごとに変えていたスケッチブックに96’と描いてそうだ96年で96番だから私の年だと勝手に決めてこの際名乗る名前で気持ちも強くなろうと自信を持とうと決めたのが「みまきんぐ」。本名の終わりにngをつければ完成。(それ以前は「浮遊霊」とか希薄な自我な負のイメージをあえて楽しんで名乗ってみたりしていた。)「疲れ虫」や「んぐばが」や「ごんぞう」の発見も学生時代の授業中にノートの端に描いた落書きを友達に見せながら説明していたもの。でなんとなく目指す芸術はシャーマン。音楽も彫刻もタペストリーも踊りも武器もみんな病魔退散や失せもの透視や、お祭りのためのものでなんとなく自分がやるのはそんなものがいいと、思っていた。そうして不思議なことに最近では「虫キング」や「シャーマンキング」が有る。全然自分とは違った、普通の少年向けアニメだったけれど。なんだか他人ごととは思えない。その一つが「おしりかじり虫」だし。「ミマキング診療所」は2001年から始めたけれどその頃は親からも、というか親が本職なために本気で医療行為的なものはあかんと言われ、誤解をうけるだの、名前にアートをつけなさいだのと心配され、そのたびに「明和電機」の説明をしても電機やさんと医療とは違うと言われていたのが、いつの間にか世の中は「スピリチャル」になり昔は人前でそんな話をしたら頭がおかしいと思われるから駄目だと言われた「前世」や「守護霊」や「先祖霊」の話が普通になり「アロマ」も「占い」も「マッサージ」も「オーラ」も受け入れられた。そうなると「ミマキング診療所」も癒し系の場所でやると普通に「そういう新しいスピリチャルの一種」と思われることもしばしば。また普通のおばさんに「霊感あるんですか?」と聞かれる事も、普通のおじさんに「修行されたんですか?」と聞かれる事も。そうなっていくと一番「ミマキング診療所」の妙名に不安感を抱いていた親からも何も言われなくなっている。いつの間にかどんどん自分が受け入れられやすい社会になってきた~!?