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かえりみち

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2018/01/21
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カテゴリ:中欧旅行
すっかり更新ができないまま年を越してしまいました。
ふと仁井田の三日月軒の中華そばが無性に食べたくなりまして、ここを思い出しました。
おかげさまで15周年となります、本年もよろしくお願いいたします。
平成三十年一月

以下、更新が滞っていたヨーロッパ旅行記を。

2日目へ戻る

☆5月22日(土)
この日はブダペストからウイーンまでの移動。大陸を西へ。


↑途中のサービスエリアから風力発電を眺める。

ウイーンは、オーストリアの首都である。
言語はドイツ語。店先で「Danke schÖn(ダンケ・シェーン)」といえば、
ありがとうという意味になる。
オーストリアは、歴史的にマリーアントワネットを輩出した、
ハプスブルグ家が治めていた事でも知られているが、
1919年の第一次世界大戦が終結した際に敗戦国であったハプスブルクの国が解体され、
戦勝国側の都合によって便宜的な国境が引かれ誕生した国である。

と、ウイーンに到着。早速昼食。


↑ミュラーバイスルというレストランでウィナーシュネッツェルを頂く

ウィナーシュネッツェルとは、つまりウイーン風の仔牛のカツレツのことらしい。
日本風に言えば牛カツということか。
こっちに来てから、つけあわせで芋がよく出てくるが、
芋の腹持ちのよさにしびれるばかりである。


↑世界文化遺産・シェーンブルン宮殿

「ユネスコ世界文化遺産にも登録されているハプスブルク家の夏の離宮シェーンブルン宮殿は、17世紀の末、皇帝レオポルト一世の命で、建築家フィッシャー・フォン・エルラッハにバロック様式の壮麗な狩猟の館に改築させたもので、18世紀の半ばに、女帝マリア・テレジアの指示でニコラウス・パカッシが拡張・改装を行い、現在の姿となりました。外観はバロック様式、内部はロココ様式で、1400室の部屋があり、現在その内の40室が公開され、外観の黄褐色はマリア・テレジア・イエローと呼ばれています。」
引用:​世界遺産 シェーンブルン宮殿(オーストリア政府観光局公式サイトより)

バロックとかロココとかいろいろなデザインの用語が出てきているが、
ヨーロッパ旅行の前に背景を抑えるべきであった・・・と後悔しているがあとのまつり。

バロック様式とは、16世紀から18世紀頃において、均整や調和を重視した端正なルネサンス美術に対して曲線の多様と過剰な装飾が特徴の様式だそうな。
一方、ロココ様式は、18世紀頃にフランスから流行りはじめた女性的で優美かつ繊細な特徴があるとの事。
参考:石川マサル・フレア共著『絵ときデザイン史』(エムディエヌコーポレーション)


↑内装は筆舌に尽くしがたい美しさであったが、内部は写真撮影禁止のため外観のみ。


↑シェーンブルンは、庭園も実にすばらしい。

市街地に戻り、ウイーン市街散策。


↑Bitzingerというソーセージスタンド

ドイツ語メニューで何か書いてあるかわからないが、
なんとか注文に成功し、飯にありつく。
相当ソーセージがうまい。


↑アルベルティーナ美術館ではエゴン・シーレの企画展をやっていた。

エゴン・シーレという画家を私は知らなかったが、夭折したオーストリアのたいそう有名な画家ということだ。帰国して銀座SIXのTSUTAYAに行ったらエゴン・シーレの図録があった。日本でも有名なのね。


↑Slukaというカフェでコーヒーを頂く。

これが世にいうウインナーコーヒーか。
子供のころウインナーコーヒーとは、コーヒーにウインナーが入っていると思っていた・・・。
ウイーン風のコーヒーという意味なんだね。

この後、シュテファン大聖堂にも行ったが、ウイーンはいかにもヨーロッパな町であった。


↑どこを切り取っても絵になる。


↑ケバブを食べる

宿に戻る。
郊外に宿泊をしたのだが、その近くにあった中東の人がやっているケバブ屋さんのケバブが死ぬほどうまかった。
国境のないヨーロッパには、シリア情勢の悪化以降、陸路で移民が入り込んでいるため、多様な文化に触れる事ができる。


↑オーストリアのビール、中でもゲッサーがうまい。

4日目​へ続く





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Last updated  2020/02/20 12:41:12 AM
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