*Minerin's home*

　最終日だというのに私以外は、皆爆睡状態である。

Kファミリーはもう朝ご飯スタンバイである。
Kパパは残り物でパスタのソース作りに勤しんでいる。
トマトソースのいい香りが鼻腔をくすぐる。
ゆっくり感動している場合ではない。
慌てて、夕べのお片づけをし、急いでお湯を沸かし
こちらも速攻パスタ作りだ。
あぁ気ぜわしい！

そうこうしていたら、我が家の皆皆様がようやく起き出して来た。
もう皆テーブルに座って待っててくれている。
申し訳ないので、Kファミリーに「先に召し上がっててください」とお願いした。
テーブル上のものを見たパパが「おれ、おかゆが食べたかった」
と一言。
あたしは居酒屋の女将じゃないぞ！心の中で叫んだのは言うまでもない。
キャンプのことであんまり当てにしてはいないが
せめて、よそ様に迷惑だけは掛けないようにしてもらいたいものだ。ぷんぷん！

撤収はほぼ同時にやり始めたのだが､案の定
たたみ方を忘れて教えを請うことに・・・。
Kパパの完璧なレクチャーで、ものの一分で収納。
タープとえらく格闘した後だっただけに
あっけないほどである。
もう打ちのめされた気分で、しばらくは一人へこんでしまった。

やっぱり一人で指示を出し、人に動いてもらうのは大変である。
役割分担と共同作業を夫婦単位でまずはこなせるように
きちんと話し合った方がいいような気がしてきた。
本人の自覚を待っていたら、いつになっても出来ないかも・・・。

かえりの高速は実にスムースだった。
あっという間に家に着いた。
お片づけも早めに済んで我ながら上出来だとほくそえんでいたら、
Kパパから急に電話が・・・。
もう着いたっていう連絡かな？と思っていたら、
そっちにK家のタープのポールが入ってないかとのこと。
恥ずかしくて、怒りが再燃！
確認したら、なぜかうちのタープの袋に混入していた。
パパが間違えて入れたらしい。
「・・・・。」
Kファミリー様、最後の最後まで足手まといの我が家に
寛大な心でお付き合いいただいて､本当にありがとうございました。
これに懲りずにどうかまたご一緒しましょう。

次回のキャンプはホウリーウッズキャンプ場なのだが
またまたどうなることやら・・・。

今年最後のキャンプは暦の上では初の冬キャンプである。
凍死防止のためにシュラフのバージョンアップを思案中だ。
さあ、またキャンプグッズ探しが始まりそうだ。