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ねぼすけの読書感想日記

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ねぼすけ2004

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2010.11.03
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カテゴリ:書評

著 者=ガブリエル・ウォーカー(Gabrielle Walker)
監 修=川上伸一、訳 者=渡会圭子
書 名=スノーボール・アース 生命大進化をもたらした全地球凍結
原 題=Snowball Earth The story of the Great Global Catastrophe that Spawned Life as We Know It
発行所=早川書房
発行年=2004.2
評 価=★★★★★



スノーボール・アース


前に「田近英一、凍った地球:スノーボールアースと生命進化の物語、新潮社、2009.1」を読んでいたが、もともとの主張者である本書もいつか読んでみたいと思っていた本である。

”スノーボールアース”という言葉は、「プレートテクトニクス」や「利己的な遺伝子」と同様、とても語感が良く記憶に残り易い。地球物理学者でも地質学者・古生物学者でもない、一般の人の感じ方は、「地球の歴史は46億年と恐ろしく長いのだから、スノーボールアース:全球凍結が2・3回有ったって良いんじゃないの」といったものだろう。学者はそうはいかないらしい。「いつ・なぜ起きたのか」「そしていつ・なぜ解消したのか」「その後の生命はどうやって生き延び・大きな進化を遂げたのか」こういった点か解明されない限り、仮説のまま科学的論争となるらしい。

その点、本書はスノーボールアース仮説が発生した経緯から、その論点がどのような証拠によって補強・解釈され、ほぼ間違いのない事実として今後どうなり・人類はどうすべきかまで踏み込んでまとめあげている。もうそろそろ仮説から理論に変わってもよさそうな気がする。非常に読みごたえのある良書であった。







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Last updated  2010.11.03 12:53:45
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