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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画館で観た!!
★★★★
……★は5個で満点、☆は0.5点です。 ネタバレ有りなのでご注意。 ★[監]李闘士男 [原]若杉公徳 [脚]大森美香 [出]松山ケンイチ 加藤ローサ 秋山竜次 細田よしひこ 松雪泰子 ジーン・シモンズ [制作データ] 2008東宝 [上映時間] 104分 ★オシャレ系ミュージシャンを夢見る根岸は、自分の意思とは裏腹にデスメタルバンド、デトロイト・メタル・シティのボーカル、ヨハネ・クラウザーII世をやらされている。根岸はそんな状況に次第に苦悩を深めてゆく。 http://www.walkerplus.com/movie/title/mo6029.html より ★原作はちょっと立ち読みした程度。 絵柄があまり好きなタイプでは無かったので、スルーしちゃったんだけど。 映画は原作知らなくても十分面白かった。 何にせよ俳優《松山ケンイチ》がいいんだな。 見事に主人公の二重生活のドタバタ振りを表現した。 《根岸》のクネクネダンスや“ボクちゃん”な感じの歩き方とかキモ可笑しかった。 んでも《松ケン》の足って長いのねー。 だから《クラウザー二世》になった時の衣装が変態っぽいんだけど、コスプレとしてはカッコよくも見えるんだよね。 ギターを持って歌うシーンも、ピアノ教室のガラスに向かってのパフォーマンスも、ラスト近くの全力疾走も手足が長いビジュアルだからこそ、コメディでもスレスレ・カッコかった。 (あ、ギターを歯で弾くシーンはよく見えなかったな~。舌で弾くアーチストのなら見た事あるんだけど) それと《ジーン・シモンズ》の存在感……って本物だもんな~。 ノリノリ親父、カッコええ!!! その親父と舞台で“デス・メタル対決”ってのがまた、よく訳判らんけど面白かった。 《クラウザーさん》が牛を『ベーベー』と手懐ける所は笑ったよ~。 もちろん、その前に《根岸》が女社長に部屋を改造された上、上に圧し掛かられてる所を憧れの《相川さん》に見られて誤解され振られそうになったという事があって、傷心で田舎に帰った時のエピソードが活きてるんだけどね。 まあ、ベタな話なんだけれど母親役の《宮崎美子》がほのぼのいい感じだったし。 とにかく“デス・メタルのカリスマ”としてファンに受け入れられてるって設定なので、熱狂的ファンの独善的解釈やらその日常生活やらも散りばめてあるし。 DMCのメンバーの本当の生活や夢もボーカルの《ヨハネ・クラウザー二世》の弾けっぷりに掛かって居る様なもんなんだし……。 二重生活の苦悩・悲劇がどうにも可笑しい喜劇となった。 早くも海外でカバーの噂もあるみたい……キッスのメンバー全員が出るとか、グレードアップしたものなら見たい、よね。 ***** 映画館は【シネクイント】。 こじんまりとしてるけど、単館で洒落た作品が多いと言う印象。 パルコのパート3に有るんだけど、久々に行ったのでパート1と間違えたり、上映されてすぐだったので立ち観が出るほど混んでいて、3時間待ちで次の回のものを観る羽目になったりした。 結果待ったかいは有った作品だったと思う。 でも、この映画は全国ロードショーなのよね。 わざわざ渋谷で観なくてもいいよな~。 【ザ・ダーク・ナイト】を観た日に梯子した(だから水曜日デス)。f(^ ^;) ヒーロー(?)の二重生活と苦悩。 白塗りのデス・メタル・ミュージシャン。 “SATUGAI”や“レイプ”などの共通したイメージの『言葉』。 作品の規模もテーマも違うんだけど、妙に共通点があって楽しかった。 カメレオン俳優が活躍した作品としても、ね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.09 22:47:39
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