カテゴリ:この世界のあらゆるものは、教科書である
ベーチェット病、脳腫瘍(疑惑?)など、わたしは病の多い人生を歩んでいます。 普通に電車で会社へ行って、普通の人と変わらない仕事をして、また電車に乗って普通に帰宅する日々の暮らし。 傍から見ればごく普通の人だと思いますが、改めて振り返ってみると我ながら「こんな人生めったにない」と思います。 わたしの体調について詳しく話した人からは、「私が君だったら投げやりになっているよ」と言われることもありました。 確かに、病気と診断されてから悪いことだけを考えて滅入ってしまうタイプだったら、人生を投げ出したくなるかも知れないと思います。 わたしだって病気と診断されたその時はヘコみます。 しかし、難しい病と付き合ってくる中で、病気はわたしに欠けている何かを教えようとしているのではないかと考えるようになりました。 例えば、ベーチェット病によって視力が失われていく時、わたしはそれによって何かを学ぶ必要があるのだと感じました。 今から思うと、目が悪くてモノを見ることが不自由だった期間は、わたしがわたし自身を見つめる大切な時間だったと感じます。 それまでのわたしは、同級生や同僚の行動を見て同じように動き、自分らしさや自分が大切にすべきものから目を背けながら生きていました。 しかし、目が見えにくくなると必然的に自分の心と対話する時間がグンと増えます。 自分は競い合って成長する人間なのか、それとも自分だけのポジションを見出して成長する人間なのか? 自分にとってお金が大事なのか、それとも生きがいのある仕事が大事なのか、はたまた家族との時間が大事なのか? 自分にとっての優先順序は? 目が悪い時間につかんだ自分自身があるからこそ、今の満足な人生があります。 脳に腫瘍があるかも知れないということは、わたしにもっと自分の身体をいたわる意識を持ちなさいと言っているように感じます。 少し体調が良いとお酒を飲みすぎたり、脂っこいものを食べ過ぎたり、自己管理が甘いわたしを叱ってくれているように感じます。 きっと病を乗り越えることができた時、わたしは人間的により成長していることでしょう。 だから、病気に限らずイヤな出来事が起きたときには、その出来事が語りかける声に耳をかたむけたいものです。 そして、その声に真摯に応えて乗り越える努力をしましょう。 きっともっとステキな自分が待っているはずです。 今日も一日元気に過ごすことができたことに感謝します。 ありがとうございました!! 【三行日記】 このブログも3年かけて30000アクセスを越えました。 楽天によれば、次の節目は777777アクセスだそうです。 一体いつになることやら・・・。 ●今日の天気 雨。最高気温20℃で五月の涼しさ。 ●今日の運動 エアロバイク30分。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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