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パリから出る夜行列車はベルシー駅発でした。
ベルシー駅?! 地下鉄の駅があるのは知ってるけど、SNCFしかも海外に行く電車が出る駅なんてあったっけ? はい、ありました。 地図で調べたらちゃんと実在するんですね。 しかし、とっても小さな駅です。 リヨン方面に行くTGVが出るガール・ド・リヨン駅に比べたら可愛いもの。 ホームが横一列に並んでいるだけなので、とっても分かりやすい。 地下鉄のベルシー駅の出口を出て、地上に出たら目の前に見えました。 電車の出発は19時。 私は17時半過ぎには駅に着きました。 仕事を終えて直接駅に来る夫を待ちました。 う~、寒い。 18時過ぎた頃、夫の到着。 さて、夕飯をどうしようか? 駅構内にはサンドイッチ、お菓子、水などを売る小さな店がぽつんとあるだけ。 冷たいサンドイッチを食べる気はしないわね。 列車の中には食堂車があります。 もちろん下調べしておいたんです。 いったい、いくらのディナーで、どんな内容なのか? サイトでメニューまで見れました。 「高い!」それが私の印象でした。 コースメニューで28ユーロ。 たいして美味しそうなメニューじゃないので、却下。 15ユーロ出しても食べたくないかな・・・。 出発まで時間があるので、食べ物を探しに駅を出ることにしました。 それと出発前にしなければならないことがあったんです。 それは現金を引き出すこと。 今朝、家の近所で現金を下ろそうと思ったら何故か今日に限って故障中! いくらイタリアがリラでなくフランスと同じ通貨ユーロが使えると言っても、カードだけでは困るのです。 ちょっとした買い物、美術館の入場料なんかは現金払いのところが多い。 私も夫も手持ちのお札がなし。 (私はへそくりの100ユーロ札を2枚持っていたんだけど、これはあくまでも自分のお土産、何かのときのため) 駅構内にATM機はなく、駅の人に聞いたら「300メートルほど行けばあるわよ」と。 まったく不便なフランスです。 てくてく暗い道を歩きました。 そして、やっと見つけた銀行! しかし、お金の引き出し出来ず。 カードすら入らない! 道の反対側にもうひとつ銀行を発見! 今度こそ・・・。 やっと引き出せました。 そばにあったケバブ屋さんに入ってサンドイッチを注文し、アツアツのものを持って駅まで戻ったのです。 列車が到着し、みんな乗り始めます。 ホームには警察官。 ここでチケットとパスポート、滞在許可証を提出。 チェックが入りました。 そして列車の中へ。 一等車両の4人部屋です。 ベッドは6人分作れるようでしたが、そこを4人で使用。 私と夫は上段で予約しました。 シーツ、枕、毛布がビニール袋にそれぞれ入っていて、自分でベッドメーキングをします。 一等車のサービスはミネラルウォーター500ミリリットルの配布がありました。 個室の寝台車だと朝食のサービスもあるようです。 列車が動き始めてすぐに「レストランを予約しますか?」とイタリア人の駅員さんが聞きにきました。 私達は「ノー」。 もうケバブサンドイッチの匂いが部屋に広がっていて、ちょっと恥ずかしい・・。 その後、私達の車両を担当する駅員が来て、チケット、パスポート、滞在許可証を持っていきました。 これは明日の朝、返してくれるようです。 一通りのチェックが終わったので、やっとケバブサンドイッチを食べられます。 見た目よりもかなり大きく、お腹が膨れました。 次の停車駅で二人乗ってくると駅員さんに言われたので、私達は歯を磨いて、いつでも寝れる状態にしておきました。 簡易ベッドの寝心地は・・良くないです。 でも横になれるだけいいのかな? 飛行機12時間を思えば、いい方かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.14 02:26:06
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