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カテゴリ:しごと
こんなに夏は暇だったか?
仕事がなくて毎日フラフラ――したいところだが、お金もなくてそうはいかず。いやいや、仕事はなくても夏休み、毎日なにかとあるわけさ。作品展の搬入が終わって一段落はしたけれど、今度は宿題ね。これまで子供の宿題なんて面倒見たことはないのだけど、今回は詩と作文にイチャモンつけた。ま、詩の方はいいとして…問題は作文。この頃の子って文章力がないのか、きちんとした「作文」を書く力が落ちている気がするよぅ(今頃気づいたか、私!!)。 ただ、今の自由な気風は、のびのびとした文体を育てていることは事実。だから学校の体裁にこだわらない文章を書かせるとすごい力を発揮するんだよね。私、若い人の文章見て、勉強になるなあと思うもの。若手作家がどんどん育っているのも、昔のように学校で作文を書くという時間が減ったからでは?先生も赤ペンだらけの添削なんてしないものね。だからああいう、ルールにとらわれない、音感やリズムが生きた文章が育っていくのね。 だけどね、それは小学生のうちは通用しないのよね。作文の書き方のルールやテーマの的をとらえた展開の仕方など、リズムだけではできない日本の文章の基礎っちゅうもんがあるわけで。こういう仕事をしていて自分自身が不十分とは重々承知。だけど、子供の文章には文句のひとつやふたつ、つけたくなるんだよねぇ。 正直なとこ、KAIは私の仕事の目からしても文章力はある方だと秘かに認めている(おそらくKAIは絵よりは文章に強いはず、私の見方が正しければね)。特に毎年なんらかの賞をいただいている自由詩においては私の方が教えられる側かも。普段の自由勉強として提出している「日記」はすばらしい随筆集になっているし、先生もそれを認めてくださっている。 が!!きちんとした「作文」となるとわけが違う。あるテーマにのっとって書くのだけど、原稿用紙3枚の規定内で話はバラバラになるし、内容は薄くなるし。あーあー。普段の日記で長文を書きこなすKAIでさえこんな風だ。原稿用紙3枚を他の子供たちは埋めていけるのだろうか??? …というので、KAIはただ今、ひとつの作文に悪戦苦闘中。 今日は一編の詩と一枚の絵も仕上げているから、ま、いいか。続きは明日よ。ビシバシ添削しますよぅ。 と、自分の子の宿題に首をつっこむほど暇です。盆明けには仕事が入り、後半はとんでもないことになりそうですが、今のところはなんとかなりそうよ。夏休みの絵、作文、詩のアドバイス程度はいたします。ご近所のあなた、ささ、早く子供をお寄越しなさい。 おまけに。KAIは秋に某企画展に参加することになっているので、その制作にもそろそろ取りかからないと間に合わないのになあ。先日、「あれ、どうすんの?」と聞いたら「あ、そんなのあるの忘れてた」ですと。うーむ、大物なのか馬鹿なのか。展示スペースを考えると小さいのを1点ってわけにはいかないし、コンセプトもそれらしいのを作っておく必要ありそうなのになあ(←デッチアゲだけど)。 今週は家族で九州。来週はKAIだけ妹に連れられて東京へ。おー、忙しい小学生よ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月07日 21時44分17秒
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