みらいノ素(もと)

今年もやるんだそうですよ、KAI。
今日、個展の会場だけ決まりました。約半年先、久しぶりの地元・岡山での開催です。

もう私はあんまり手出しをしないつもりなので、本人が勝手に決めて交渉していました。搬出入のみちょっと手を貸すことになりそうだけど、あとはKAIまかせかな。予算作りも自分でやんなさいよと言っていたら、昨日は私の妹のマッサージをして200円もらっていました（笑）。DMの印刷代が作れないから手書きになるかもーなんてことも言っていたなあ。大変だ、こりゃ。

ということで、KAIの知り合いのデザイナー様、ディレクター様、カメラマン様…。ひょいとKAIがお菓子やジュースを持って現れたら要注意ですよ。にこにこしながら平然とボランティア頼むかもよ。


……………

夕方、ガレリアpunto zeroで開催の「耳人展」に行く。puntoは今年初めてだ。大好きなアラン・ウエストさんの個展もあったのに、ちょうどバタバタしていた時期だったので見逃してしまった。お、惜しい…。
「耳人展」はDMを見てすごく気になっていた。若い作家さんで、まだそんなに名のある人じゃないからどういうのか想像もできないでいたの。KAIも同じくすごく気になる展示だったらしく、急いでいたのだけど立ち寄ってみた。正解!!見てよかったわー。
タイトル通り、描かれているのはでっかい耳だけの人。耳が頭で、その人がハイヒールはいていたり、物思いにふけっていたり。色彩が鮮やかで美しく、のびやかに筆を運ぶ人だ。私はその絵から作家のメッセージを受け取ることまでは全然考えない人で（笑）、ただ直感で好きかキライか、表現方法によってはどうやって描いているのかな?というのが気になるだけで深読みしない（できない）タイプ。で、これは好き。
赤とグリーン、鮮やかなピンクなどはっと目を引く色彩が私好みなのだ。不思議な世界観も、好き。
そしてなにより、この作家さんが素敵な雰囲気を漂わせている人。優しい表情をした大きな男性だ。初対面というのにKAIはすっかりこの方に心を許したらしく、言葉は少ないけれど何だかじゃれあっていた。KAIが筆ペンでさらさらと描いたへんてこサムライも大きく褒めてくださり（ハハハハハ…）、すごいよすごいよと不思議な意気投合ぶりを見せていました。時間もなくてあんまりお話できなかったけれど、そういえば同じ高校出身だ、この方。また作品見る機会があるだろうか?楽しみですなあ。