カテゴリ:カテゴリ未分類
間引きや追肥以外に、野菜を育てるあたり、欠かせない作業が害虫駆除である。
農薬を使用し駆除すれば済む話なのだが、農業塾は無農薬野菜の旗を掲げ運営しているため、農薬は基本使わない。 つまり手作業で一匹一匹駆除するしかないということになる。 害虫は数え切れないくらいいるのだが、俺たち塾生が使用している圃場は、周りが稲作畑に囲まれており、そこで多少なりの農薬を使用するため、その影響で害虫の発生は比較的少ないようだ。 とは言っても、何十、何百の害虫を一匹一匹駆除するのは気が遠くなる作業である。 その駆除しなくてはならない、春から秋にかけて発生する虫の代表的なものが、ナノクロムシ(菜の黒虫)。 葉の裏側に身を隠すナノクロムシナノクロムシは大根やかぶらなど、アブラナ科植物の葉を食べるカブラハバチの幼虫で、全身が黒く、人の気配がすると、身体を丸くし、葉からポトリと落ち、死んだふりをする、なかなか知的な幼虫である。大根の葉を食散らすナノクロムシちなみにカブラハバチは蜂の一種だが、針がないため、刺すこともなく、「蕪の葉を食べる蜂」という意味である。当初は気持ちが悪く、手袋をつけて、ピンセットで一匹一匹駆除していたが、今では素手で駆除している・・・慣れとは素晴らしいものだな、っと感じる今日この頃である。 マルメン農業記<秋冬野菜編>9pへ続くお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 16, 2014 10:08:04 PM
|
|