小さくて大きなもの。

Oct 15, 2007

(6)

カテゴリ：にゃごにゃご

ヤマト家で保護している仔猫の親の1人
ロシアンブルーミックスが、10月11日に事故に遭った。
（だからワタクシが名古屋に行くことになったのさ）

保護仔猫の親は、サバトラ姉妹の母がブルー
シャムミックス姉弟の母がミュウと呼ばれ
野良なのだが、同じ母を持つ仲良し姉妹だった。

いつも一緒にエサを貰いに来ていたのだが
事故の後、ミュウ（シャムミックスの母）が、いつもとは違う声で
明らかに緊急事態を訴える声で呼びにきたそうだ。

慌ててみてみると、ブルーは下半身を轢かれて瀕死の状態。
命のあるうちは何とかしたいというのが、ヤマト家のポリシーなので
獣医に連れて行こうとしたら、野良の必死の抵抗に遭い
ヤマトんちの奥さんは上半身にひどい掻き傷を負った。

獣医は、「体温が35度まで下がってるから助からないかも・・・」と
言葉を濁しつつも、体温が上がれば手術できるかもと様子見。

手術が成功しても、下半身麻痺である。
それでも、奥さんは命があるうちは助ける道を選択した。

ブルー（サバトラ姉妹の母）は、毎日キャットフードを
与えられていたおかげで野良でも体力があり
延命治療の結果、体温が37度まで戻ったそうだ。

だが。

いつかは尽きる生命の哀しさで。

体温が上がるのを待っている間に、轢かれた下半身の壊死が
進行してしまい、手術中にブルーは息を引き取った。

医学が進歩しても、体力があっても助からない命がある。
野良猫なんだから安楽死させたほうがよかったのかもしれない。
でも、ブルーは最期まで懸命に生きたと思うし
人間は悔いを残さないよう全力を尽くしたと思う。

それが良いことか悪いことかは決めようがない。

ブルーが死んだ日。
忘れ形見となったサバトラ姉妹は、元気に過ごしていた。
ママ・・・？

ミーちゃん（仮名）がいなくなって、少しだけ広くなった椅子に
さばこ（仮名）と、あじこ（仮名）とムー（仮名）が寄り添って寝ていたが
さばこ＆あじこのサバトラ姉妹は、どことなく寂しげだった。
尻尾が長くてクルンと巻き込むのが鯖子（仮名）

4日ほど育児放棄され、保護された結果、親から引き離され
2度と顔を合わせることのなかった親子でも
母親の死を察知したのだろうか。
尻尾の先が丸くて右手に柄があるのが鯵子。

このコたちの母：ブルーは本当に美しい猫だった。
一見、本物のロシアンブルーと見まごうばかりの猫だった。
でも、野良の生涯は、容姿に関係なく、厳しく辛く哀しい。

せめて、遺された仔猫たちには、優しい里親さんと
安全で幸せな生涯を送ってほしい。
哀しいけど、今日が大事ニャの！

このコたちに幸多かれと願ってやまない。

お願いです。犬猫を棄てないでください。

　　　仔猫の里親募集してます!!
　　　人懐っこいサバトラの女の子とシャムミックスの男の子。
　　　詳細＞１・２・３・４・５・６・７・８・９
　　　動画＞１・２・３・４・５・６

　　　トイレの躾・健康診断・血液検査・フロントライン済み
　　　下見・ワクチン・避妊・去勢など委細応相談＞連絡先はこちら

　　　高知空港から貨物取扱いのある空港まで引き取りに来られる場合
　　　輸送費は負担します。なにとぞ、よろしくお願いしますの。m(__)m

1日1クリックありがとうございますの。 CoRichブログランキング