ケンシロウに敗れ亡くなった長兄のラオウ
「北斗の拳」ラオウを3000人が葬送…葬儀委員長は谷村新司4月19日8時2分配信 サンケイスポーツ 人気漫画「北斗の拳」で主人公の弟、ケンシロウに敗れて亡くなった宿敵で長兄のラオウ(享年不明)の葬式「ラオウ昇魂式」が18日、東京・高輪の高野山東京別院で営まれた。 実はこれ、28日に公開するアニメ映画「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」の公開記念イベント。 作画の原哲夫氏が作製したラオウの“遺影”を前に、同映画でラオウの声を担当した俳優、宇梶剛士(44)は「あなたの生き方に心惹かれ、勇気をもらいました」と弔辞。同アニメのファンであり、葬儀委員長を務めた歌手の谷村新司(58)は「あなたと出会い、過ごしたことを私は誇りに思う。あなたの“星に戻る旅”が安らかであらんことを願います」と別れを告げた。 配給元によると、この日のために数千万円の費用をかけたといい、式も読経や弔電、焼香があるなど本格的。ラオウやケンシロウの巨大人形などが置かれた寺院周辺には、熱狂的なファン約3000人が集まり、雨が降る中、傘を差しながら天に送り出されるラオウの姿を見守っていた。